アラサー婚活女子の初めてのデート②
youbrideでマッチングした「8つ歳上の経営者」さんとの初デートです。
経営者という肩書きに引っ張られて、会うまでに少し期待しすぎたのかもしれない。
話してみれば印象が変わるかも。
しかし、残念ながら
彼の印象が良くなることはこのあと1時間ほどのランチの間、一度もありませんでした。
駅周辺のレストランはわたしも軽く調べておりましたが、歳上の経営者の提案に勝てるはずもないと思い、中途で諦めていました。
さて、ランチについて彼の提案は
サイゼでいいですか?
……え、まじ?
サイゼリヤは大好きなんです。
行けば必ず間違い探しをやります。
地元の友だちとドリンクバーで数時間過ごすこともあります。
しかしながら、
アラサーの男女二人が、初めてのデートで行くレストランにしては、あまりにも安上がりでは?
サイゼリヤって、付き合ってから行くところだと思うのだが?????
もしかして、実際に会って、「この人はないな」と思われたからサイゼなのかしら?
なんにせよ、わたしとしても
この方との未来はないな、と思ったので、
「サイゼ《で》いいです」とお答えし、サイゼリヤに向かったのでした。
初デートということで、大好きな間違い探しをすることもできず、
ドリンクバーのジュースを飲みながら、わたし的にはあまり盛り上がらない会話が続きます。
歴代彼女がいかに《やばい奴》だったかという話を、そのラインアップに並びたくないなあ、と思いながら聞き、
(初対面でそんなことまで……?)と思われる性的な話題に顔を引きつらせ。
ほとんど経営者さん主体で進んでいく会話。
自分が何を話したかはほとんど記憶がありません。
さて、先ほどあの有名なドリアを食べ終わっている経営者さん、「もう少し食べたいな」と言って、パスタを追加注文されました。
パスタが運ばれてくると、勢いよく召し上がります。
それはもう、ラーメンのごとく。
ああ、パスタすすっちゃう系かぁ……。
わたしのなかでの経営者さんの点数は、どんどん下がっていきます。
8つも歳下の女性との初デートにサイゼリヤを選び
パスタはラーメンのごとくすすり
話題選びには気遣いが感じられない
いろいろ気になることがありますが、彼のことは
《サイゼ野郎》
と呼ぶことにいたします。
つづく。
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