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【中編】りんごとのこれから〜新規就農して考えた「青森りんご」のアイデンティティのこと

前編は公開中です。こちらをご覧ください。


ということで、第2部のりんごで会社を起こしてみて感じたことについて次にお話ししていきたいと思います。

まずは会社概要です。よく聞かれるのがこのRidunという名前。読み方がリドゥンではなくリズンなんですね。わかりにくいのでやめときゃよかったなぁと反省しています笑
どういう意味かというと、Rは「りんご」のローマ字の頭文字。後ろのidunについては、北欧とかそっちのほうの女神さまのお名前です。りんごの女神さまだそうです。りんご産業は男性の社長が多いので、女性らしい響きにできたら目立つかなぁと思い、このようにしました。イラストは、りんごの作業をしている女性の格好を女神さまにさせてみました。

次に事業紹介です。ヒビノス林檎園は畑の運営部門、りんごの販売部門、RINGO BASEが観光林檎園の役割で、文化財の保存は、私が趣味で集めたりんごの古い道具みたいなのをWEB上にアーカイブしていくだけのお金を全く生み出さない部門です。RINGO JAMというのは、食べるりんご以外の魅力を伝えられる商品やサービスを生む部門で、あとは輸出を昨シーズン何度か行いました。部門で分けられてて、ちゃんとした会社のふりをしていますが、実態はひとり社長とアルバイトなどの仲間たちでやっています。

畑の部門をご紹介すると、ヒビノス林檎園の目玉商品はりんごジュースです。品種ごとに加工屋さんでりんごジュースにしてもらい、趣味で集めたりんごの「刷版」を参考にしたラベルを貼って販売しています。

それではそろそろ、最近の私の悩みを発表したいと思います。りんごを生産販売している身として、「県外、国外に青森のりんごを届けたい」という思いはあるのですが、「青森りんご」ってなんだろう、という疑問にぶちあたります。「青森りんごって何?」と聞かれたら、なんて答えたらいいんだろう。そんな悩みに最近押しつぶされそうなので、みなさんにこうしてシェアをして、解決できたらいいなぁという、大変厚かましいお話しをして、第2部を終えたいと思います。


これは、2022年6月24日(金)に依頼を受けた、一般社団法人青森県農業経営研究協会、第42回通常総会『記念講演会』の講演内容をリライトして掲載したものです。
後編へ続きます。

後編はこちら。

最初から読みたい方はこちら。


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