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りんご「千雪」の収穫スタートしています
「りんごの収穫の時期」を考える上でひとつ参考にできるのが「りんご研究所」です。
「千雪っていつ収穫なの?」
とりんご農家さんに聞かれた時は、
「研究所では10月18日前後っていうことになっています。」
と答えるとスムーズだなぁと感じています。
今シーズンは市場へも出荷する予定です。本当は全て直販したいところですが、300箱(約20kg×300=6000kg)を全部捌くための販売ルートもキャパもまだありません。また、今年は「ひとりでさばけるのはどのくらいで、いくらくらいの収入、支出が出るのか。」という情報を積み上げるためにもやっているところがあるので、スタンダードな出荷の方法も試してみたいところがあります。
市場へは、見た目の良いりんごを持っていきます。「上実」(じょうみ)と呼びます。少し大きめのサイズで50玉ほど入れて1箱6000円ほどになるそうです。私の技術だと、「だいたい50箱くらいが上実なんじゃないか。」というのが市場の担当者の見立てでした。果たして結果はどうなるのか。
ところで「上実」はあくまで見た目が良いもので、「家庭用」として売られている傷があったり、サビ(ツルの周りの黄色いの)が大きいものであっても、味は同じです。それを皮肉って、アルバイトできている子たちが「上実」のことを「顔採用」と呼んでいました。上手いこと言うなと思いました。
そういえば、食べていたら果肉が赤いものがありました。びっくりしてSNSで投稿したら、りんご農家さんから「意外とあるもんですよ。」と教えてもらいました。病気とかでなくてよかった。
「アントシアニンが多いと果肉が赤くなる」ということが赤い果肉のりんごに関するページには書いてありますが、千雪もそう言うことなのか…?
https://www.jeinou.com/technology/2020/10/02/091300.html
こちらのページを見てみると、「収穫が遅くなると、果皮の直下や果心線の部分に赤い色素が入ることがあります」とあります。理由は書いてないですが、珍しい現象でもないようです。
日々の味の変化を実感したくて毎日千雪を食べています。師匠が昔、味を知るために毎日りんごを食べすぎて胃を壊したらしいので、気をつけようと思います。