アスレチックデー
今日は子どもが通う小学校のアスレチックデーに行ってきました。
日本でいう「陸上大会」でしょうか。
大型バスに乗って近くの競技場に出かけ、100m走、400m走、円盤投げ、走り幅跳び等の種目を1日をかけて行い、記録をとるというとても本格的なもの。
たくさんの保護者ボランティアやお手伝いの中学生のお兄さんお姉さんも来ていたりしてとても賑やかでした。
面白いなと思ったのは、生徒は「conpetitive(競争するグループ)」と「 non conpetitive(競争しないグループ)」に分かれていて、conpetitiveの方はしっかり競技を行って、記録をとって、とするのだけれど
Nonの方は、つなひきをしたり、麻袋に入ってぴょんぴょん飛び跳ねる競争をしたりフラフープでリレーしたりと日本の運動会であるような楽しい演目を勝ち負け関係なく、楽しく、ゆる~くしながら一日を過ごすというやり方。
そしてどちらのグループに入るかは自分で選べるとのこと。
(長男はConpetitiveで本気で競争しており、長女はNonの方でふわぁ~と遊んでいました。)
運動が得意で大好きな子も、そうでない子もそれぞれがそれぞれの温度感で楽しめる仕組みになっていてとても心地よいなぁと感じました。
スポーツに対しての考え方が「勝利至上主義」ではなく「運動することに親しみ楽しむ」というスタンスなのかなと感じます。
それは部活や習い事にしても感じることで、一つの事をずーっとやり続けるというよりは、毎学期ごとに部活や習い事を変えて色々なスポーツや課外活動に触れるというのが一般的だったりします。
練習も「楽しむ」という事に重きが置かれているので、基本全員が交代で参加できる試合が中心で、地味な基礎練や走り込みばかりするとか、下級生は球拾いばかりさせられるとかいうことはなく、何なら息子の今学期のフットサルは練習日なしで交流試合のみという極端さです。
(エンジョイスポーツではなく勝利至上主義で頑張りたい子にはそのような道もあります)
思い起こせば、次女が初めてクリケットをこちらで始めた時、
全くルールを知らないままはじめての練習日にいきなり試合が始まり
「えー!」と思っていたら
なんと他の子もみんな初めてで誰もルールがわかっていない
→誰も動かない
→先生がひとりひとり操り人形のように動かしながら試合をする
という日本では目にしない光景が繰り広げられていました。
そして試合後は全く何もできていなかった子どもたちを
「すばらし~い!!!よくやった!」と大拍手と歓声で褒めたたえており、「とにかく試合をしてみよう精神」と
「何でもよいところを見つけて褒めまくろう精神」を目の当たりにしました。
ところ変われば、ですね。