2024年行った文学館などを振り返る(前半戦)
本当は言ってきたらすぐにしっかりめのレポを上げたいところなのだが、だいたいTwitter(しかも鍵だったりする)で騒いで終わりなのでなにがしか痕跡を残しておきたい。感想文が短すぎるのはご愛嬌。
何故前半戦なのに中途半端なのか?それは……夏には泊りがけで行ったのでそれは別でまとめたいため!
5月 前橋文学館
展示方法がいつも視覚と聴覚に訴えかけてきつつもしっかり資料を出してくる前橋文学館さん。朔太郎の単行本刊行〇周年記念展示は本当に気合いが入っていておすすめすぎる。私は展示をぼーーーっと眺めながらあまりの情報量と愛に溢れる空間に泣いていた。
何を隠そう、私は萩原朔太郎の特に「帳を夢む」までの詩が特に好きなのだ。「帳を夢む」もぜひこういう感じでお願いしたい。実はこれの会期中に2回行ってる。
5月 田山花袋記念文学館
こちらは以前一度訪れたことのある田山花袋の記念館。昔使っていた愛用品の展示のタイミングで窺うことができた。器とか普通に美術館で見たりするのも好きなので、そういう意味でも楽しかったな。愛用品をトレカみたいにして来場特典で配っていたので、集めていた同行の友人に。結構種類があったので、遠征とかだとコンプするのは大変そう。
6月 土屋文明記念文学館
土屋文明記念館の展示の見どころは何と言っても天井までのドデカガラスケースと、天井が高いことを利用した垂れ幕!館内撮影禁止なので文字で書くしかないのだがとにかく縦に見せる展示が楽しい。一面の名の花で埋め尽くされた布は圧巻。
私はここで山村暮鳥に有島武郎が手紙を出していて、それに感銘を受けた暮鳥が単行本の序文にしていたことを知ってびっくりした。「梢の巣にて」です。
6月 静嘉堂文庫美術館
こちらは刀剣乱舞のコラボ(超・日本刀入門展)目当てで行ったんですが、刀の鑑賞の仕方が丁寧に実例で解説されるタイプの展示で初心者にもやさしく、また国宝:曜変天目がとにかくめちゃくちゃ綺麗でとても良かった。曜変天目ぬいぐるみはぎりぎりのところで買わなかったが、あの模様部分がきらきら光る仕様だったら買ってたと思う。
7月 見本帖本店
こちらは製本とか好きなら絶対好き!という感じの展示で、いろんなクリエイターが同じ岩波文庫に特装版の表紙を付けたら、という展示がメインでした。しかし何より推し文庫である岩波で、しかも推しである朔太郎の本が展示とあってはいかないわけに行かず!しかもカバーは購入もできる!最高
7月 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
こちらは文アルコラボ目当てで行ってきました。「小説家」として知っているキャラ、の元となった文豪たちが「劇作家」としてどんなふうに演劇に関わっていたのか……それを知るいい機会になりました。台本から舞台美術の設計などなど、直接劇作家だったパターンもあれば原作扱いだったりいろいろ。また、このゲームの2.5演劇関連資料(映像、書籍)が普通に収集対象の資料として展示されていたのはびっくり通り越してビビった。私も中身はしがないオタクなので……他、いわゆる2.5次元の資料も豊富そうでした。
……この後はお泊りで文学館巡りしたので別途まとめます!