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NICOとぼくの出会い

めちゃくちゃ久々にnoteを書きます。まさか、このような内容で書く時が来るなんて思ってもみませんでした。

※注意!

想いのまま書いていたら、5,000文字超えてたので長いです!面白い文章でもないので、物好き以外は読まないほうが無難ですw

「NICO解散」

お昼ごろ、仕事中にこの6文字がTwitterのトレンドに上がっているのを見つけたとき、頭が真っ白になりました。

「えっ解散?どのNICOのこと?まさか違うよね。。。」

すぐさまスマホを取り出し、メールボックスを確認しました。


未読のメールの中には、NICOモバイルからのメルマガが含まれており、開封してみると、、、

「年内でNICOモバイルのサービスが終了する」というお知らせでした。


そのままの流れでNICOモバイルを開くと、4人連名のメッセージが投稿されてました。

※画像は公式Twitterより

あまりにもそっけなく、けれども、音楽での表現にこだわるNICOらしいメッセージだなと思いました。


このメッセージを見た瞬間、いままでありがとうという気持ち、NICOの新しい曲が聞けない、何よりも4人が楽しそうに演奏する姿が見れないという寂しさなど、色んな思いが駆け巡って、正直そのあとは仕事が手につきませんでした。

最低限は頑張ってこなしたけど、あんな時間に公表したのは文句言いたい(笑)


仕事中も、この記事を書いている今現在も、何とも言えない複雑な気分です。そうした気持ちもひっくるめて、NICOへの思いを書き残しておこうかなと思います


NICOとの出会いは高校生のころ

NICOTouchestheWallsというバンドを知ったきっかけは、当時放送していたアニメ「鋼の錬金術師」でした。

今でも家に全巻そろえてあるほど好きな作品です!そのアニメの確か2クール目の主題歌がNICOの「ホログラム」でした。

当時はELLEGARDENであったり、RADWIMPSだったりインディーズバンドが流行っていた時期だったと思います。同級生でもハマっている子が結構いました。

あと思春期真っ盛りの時期なので、メジャーじゃないバンド聞いてるオレ格好いい的な空気もありましたw

なので、初めて「ホログラム」を聞いたときは、またそういう系のバンドが出てきたのか!けしからん!くらいの目で見ていたと思いますw


まあでも、そんな僕も知らないバンド聞いてるんだぜ!アピールがしたかったんですよねw

なんか見た感じ、周りに聞いている人いなさそう。これはチャンス!と思ってNICOを聞き始めるようになりました。下ごころ満載ですw


とりあえず、発売されている作品全部聞いてみようと思い、TSUTAYAにある全作品借りました。

それで全部聞いている中で、これは神曲という一曲に出会いました!たぶん、NICO好きならみんな知っているであろう「THEBUNGY」です。

初めて聞いた瞬間「なんだこの曲は…!」って思いましたね。めちゃくちゃカッコいいし、テンション上がるしで何百回、何千回と繰り返し聞いたと思います。

「ホログラム」が知ったきっかけなら、「THE BUNGY」は僕をNICOTouchestheWallsというバンドのファンにした曲といえるでしょう。


そのあと発売された「オーロラ」も素晴らしいアルバムだったなと思います。

リード曲である「オーロラ」のイントロが流れた瞬間、ドキドキしました!NICOというバンドが誰も見たことない世界に誘ってくれるような夢と希望を感じさせてくれました。

NICOとの出会いが人生に彩りをくれた

それから、僕にとってNICOとの出会いは、音楽との出会いであったともいえます。NICOと出会う前は、正直音楽にそれほどの興味はありませんでした。

もちろん、流行りの曲を聞いたり、有名アーティストの曲を聞いたりはしてたんですけど、別に必要不可欠なものではなかったんですよね。音楽がなくなっても困らない、「No Music No Life」とか何それウケるwくらいのノリでした。


あくまでも娯楽の一つであり、当時の僕だったらなくなっても困らなかったでしょう。

そんな僕の考えを改めたさせ、音楽の楽しさ・素晴らしさを教えてくれたのも、NICOTouchestheWallsというバンドでした。


音楽ってすごい、楽しいと思うようになったのは、NICOのライブに行ったのがきっかけです。

人生初のライブはアルバム「PASSENGER」を引っ提げたツアーでした。場所は新木場コースト。


ライブ映像すら見たことなかったので、来たのはいいけどどう楽しめばとはじまる前は不安だったんですが、まったくの杞憂でしたね。

ライブが始まったら自然と身体が動いて、周りと一体となって楽しんでる自分にちょっと驚きました。同時にライブでこんなにスゲーのか!という感動もありました。

まあ、バンドマンってものに偏見もありましたしね。うちの高校の軽音楽部の演奏がただの騒音で、そのイメージが大きかったのかもしれないですw

いろいろなライブを思い返してみる

そこからは、ほぼ毎年ライブに行ったのではないかなーと思います。たぶん、2015年だけ忙しくて行けなかったような…

2012年の「ALGORHYTMIQUE」ツアーなんかはよく覚えてます。アルバムツアーじゃないから、リード曲何やるのかなってワクワクしてて、まさかの「ビックフット」!いきなり、グッと心つかまれたよね。

そんで、初めて聞いたときからライブで聞きたかった「ラッパと娘」。女性カバーシリーズ第一弾にして、最高傑作だと個人的には思っているのだけど、演奏中は一人で狂ったように踊ってしまったwちなみにニコフェストでスカパラとコラボしたときのも最高だった!

あと「夢一号」の初お披露目のライブでもあったんだよね。幻想的なあの雰囲気は、NICOの楽曲の中でも異色かと。


その年には1125で「GRAPEVINE」との対バンがあったんだよね。この対バンがきっかけでバイン兄さんにもドハマり。NICOと並んで大好きなバンドです!


2014年も思い出深い年!まだ寒いって季節に「カベニミミ」が行われて、男性オンリーのヤケッパチライブに行ったんだだよなー。チケット運がよくて、まさかの整理番号一桁台だったから、早めに行ったけど寒いのなw

外の歩道のとこで待たなきゃいけないし、中で荷物預けられないから、コートとかも外で預けざるを得ず、寒い中長袖のTシャツでつらかったw


でもライブは最高に楽しくて、最前列で古くんのギターを堪能できた。あのライブに女性がいなかったこともあって、結構メンバーから下ネタ出てたんだよね

できればTシャツは全部白にしたいとか、海外みたく女の子が上半身裸でライブを見てくれたら良いのにとか話してたと思うw

んで、一番笑ったのがアンコールも終わって、メンバーが裏にはけていく中、古くんだけが名残惜しそうに残って、俺らに「またヤケッパチナイトやろうね!みんなで下ネタ楽しもう」みたいな話をしてたら、みっちゃんに早く来なさいって連行される一連の流れ。めっちゃ笑ったわw


それからベスト発売してのリベンジ武道館ライブ。ここでもくじ運に奇跡が起きて、最前列のど真ん中だったんだよね。友人連れってたんだけど、もしかしたら番号的にまあまあ前のほうかもって話してたら、最前列ど真ん中でびっくらこいたよね。

最前列とはいえメンバーは近くなかったけど、武道館で演奏する4人の姿を余すことなく目に焼き付けられた。特に「天地ガエシ」と「TOKYO Dreamer」はすごかった。あの瞬間をいろんな人と分かち合えるなんて奇跡的に感じたよ。

あとさりげにこの年の1125ライブも激熱だった。レア曲祭りと称して、普段やらない曲を中心としたセットリストで、「容疑者」や「恋をしよう」、「damaged goods~紫煙鎮魂歌~」とかが聞けて、すっごく嬉しかった。

てか、NICOの曲っていわゆるB面がB面のクオリティじゃないのよ。どの曲もそこらのバンドだったらシングルになっちゃうんじゃない?ってレベルだから、ライブでやるとどれも最高に盛り上がるんだろうね。


あとB面ではないけど、すごい貴重なライブだったなと思うのは、2016年の1125。「Walls Is Beginning」と「runova × handover」の楽曲だけで構成されたライブ。「ホログラム」からNICOを知った自分にとっては、それ以前のアルバム曲だけで構成されたライブが見れるなんて思わなかったから、本当に感動したよね。

中でも、「プレイヤ」はずーっと生で聞きたいなって思ってた曲で、そのイントロが流れた瞬間鳥肌ぶわーってなったのを憶えてます。

まあでも、このライブのハイライトは、「僕がいなくても地球はまわってる」の歌詞をみっちゃんがど忘れしたこと!まさかのやり直しで、メンバー全員で歌詞を確認しなおすというwてへぺろしたみっちゃんはレアでしたw


そして、2018年のNXAツアーでは人生初の遠征。最初ツアー日程が発表されたときは、ACOTouchestheWallsの東京公演がなかったから、じゃあどっか遠征せなと思い、まだ売り切れてなかった香川公演とったわ。

NICOとはまた違った、ACOのちょっとゆるい感じがたまらなかったなー。MCでクルマ運転してうどん食べに行った話。さっかんだけ起きれず行ってないのワロタw

あと、「夏の大三角形」で対馬くんが楽器落として、そこから古くん登場の流れも面白かったなー。

そして、バンドの今までがすべて詰まったNXAツアーのFunnyside。まさかのトリプルギター編成から始まって、中盤は怒涛のミステリーゾーン。こんなカオスな演奏はNICO以外絶対できないよね。もっとあの沼の中に溺れたかったもんw

NXAってツアー名にいろいろな意味を込めているのも、ほんとNICOらしいひねくれ具合だなーと答え合わせを聞きながら感心したw


最後のツアーである「MACHIGAISAGASHI」にもちろん参加。まだ発売されていない楽曲でも、普通に楽しめちゃうのがNICOだよね。「QUIZMASTER」発売が本当に待ち遠しかった!

あと、アンコールの流れも楽しかったなー。ときたまやる「今日演奏した曲の中から選んでもう一回演奏する」形式のアンコール。指名されたお客さんが「ニワカ雨ニモ負ケズ」タイトルを若干間違えた結果、間奏で「雨上がりの夜空に」のフレーズを歌ってくれるという奇跡。間違えた人ナイスだよねw

ざっくりと振り返ってみたつもりだったけど、めっちゃ長いねw

本当はまだ語り足りないぐらい思い出があって、本当に自分の人生の一部になっていたバンド、音楽なんだなと改めて思います。

NICOの活動終了を受けて思うこと

ショックじゃない、寂しくないといえばウソです。まだまだNICOを追いかけていたかったし、サザンやドリカム、ラルクのように長く続くバンドとして、自分がもっとおっさんになっても、一生付きあい続けていくバンドって思ってたからね

急すぎて気持ちの整理は追いつかないなってのが正直なところです。


でもね、4人それぞれが新しい景色を見に行きたくなった。

「一度きりの人生、どこまでも行くよ!」って言われたら、応援するしかないじゃん!僕だっておんなじで、一度きりの人生を持てあますことなく、成長を続けたい、駆け抜けていきたいと思ってるんだもの。それを言われたら、4人に後悔なく自分たちの道を突き進んでほしいって思うよ。

だから、いちファンではなく一人の人間として、4人の決断を応援していきたいと思います


それに、あくまでも個人的な憶測でしかありませんが、NICOTouchestheWallsというバンドがなくなるとは、4人も考えていないのかなと思います。

だから、あえて「解散」という言葉を僕たちへのメッセージに使わなかったのではないかと。4人がNICOTouchestheWallsとして活動していくことは終わってしまうけれども、NICOという存在はなくらない。NICOでの思い出も経験も抱えたうえで、4人それぞれがそれぞれの道を進んでいこうという想いを感じました


本当にいろいろと考えたうえで決断したことだと思います。4人じゃないと見られない景色が、作れない音楽があると。そして、それを待つファンがいることも。

でも、それでもNICOTouchestheWallsというバンドから飛び出さないと見られない世界が壁の向こうにあってそこに手を伸ばしていきたい気持ちを押さえつけることはできなかったんだと思います

今思えば、浅野君がサポートに入ったのも、NICOのままで違う世界を見るための試行錯誤だったのかもしれないですね。でもやっぱりだめで、じゃあNICOという枠組みから一歩を踏み出す時が来たんだと。


おそらく、やりきったっていう気持ちもあると思います。ニコフェストもやって、自分たちにしかない武器も手に入れた。長渕スタイルもある意味やったしねw

やっぱりそう考えると、4人の決断を尊重したいなと思います。





終わりに

で、ここからはいちNICOファンの嘆きですw

発表を聞いてから、どうしても寂しさは拭えないし、心に大きな穴がポッカリと空いています。本当に自分にとって、心の拠り所になっていたバンドなんだなーと。

これからも新しい音楽が聞けて、ライブが見れるのが当たり前だって思ってました。そんなわけないのにね。

これまではNICOの曲を聞くとテンション上がる~とか、心が洗われるだったのが、今聞くと悲しくなってしまうw


ほんと、人生で一番好きなバンドの活動が終了するなんて夢にも思わなかったです。そして、一番好きだからこそ、いつか4人が揃って演奏する日が来ることを願ってしまいます

4人が楽しそうに演奏している姿が本当に好きなんですよ。NICOのライブを見てる瞬間が何にも替え難いぐらい幸せで。それが一生見られないって、僕の人生の99.9%が終了ですわw

だから、いつか活動再開してくれることを信じて、待ち続けたいなーと思います。また同じファンのみんなとNICOの演奏している姿を楽しめることを、新曲が聞けることを願っています。


そのためには、僕自身も自分の場所で戦い続けないとなー。めちゃくちゃ頑張ってたら、さすがに神様も気づいてくれるでしょ。

だから、僕自身も一度きりの人生をどこまでも全速力で進んでいこうと思います


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