ついに一等が当たった
妄想日記です
宝くじで一等が当たったらどうしようかと誰しも考えたことがあるだろう。
私も一等が当たったら車を買いたいな、家を買いたいな、株でさらに増やしたいな、、、などと日々思っていた。
しかし現実はそう甘くなく、日々業務に追われ疲弊していく。
疲れた体で家路につき、寝食を済ませまた朝日とともに仕事へその繰り返し。
そんな毎日の中でも楽しみにしていたのが宝くじだった。
年末や夏、バレンタインなどに発売されるものはCMで大々的に行っており、
知らない人は少ないと思う。
それ以外にも数字選択式の宝くじがあり、その抽選日が平日にばらけている。
言い換えるなら毎日高額当選のチャンスが落ちている。
しかし、当たる確率は限りなく低い。掛け金に対しての期待値は競馬やパチンコの方が高いとも聞く。
だが、収入も低くこのまま生きて行っても億万長者になる可能性はこれしかない。
日々の無駄出費を減らして可能性という見えない未来に投資をした。
私が購入していたのは、ロトと呼ばれる数字選択式宝くじだ。
ロト6は月曜日と木曜日、ロト7は金曜日にそしてミニロトが火曜日に抽選結果が分かる。
ロト6は一等2億、ロト7は一等6億、ミニロトは一等1,000万。
キャリーオーバーがあればさらに増える。
それぞれ決められた範囲から決められた数の数字を自分で選ぶもしくは機械任せに選ぶ。
たくさん買えばその分当選確率も上がるがそんな資金がない私は各抽選日に1口ずつ継続で購入していた。
1,000円くらいなら5回に1回くらいのペースで当たるかなと思っていたが、
全然当たらない。。。
月曜はずれ、火曜はずれ、水曜休みで木曜はずれ、金曜もはずれ、、、、、
はずれてはずれて資金も減って、、、、
でも希望は捨てず当たったら何に使おうか~いくら当たったら何ができるかな~と妄想してニヤニヤしていた
捕らぬ狸の皮算用とはまさにこのことだっただろう。
しかしある日、ふと届いた当選番号通知のメール。
その日も何気なく当選金額や当選者の人数、そして当選番号を見ていた。
キャリーオーバーが重なっており一等の当選金は10億だった。
「すげーなー、この金額が当たった人がいるのかー。前世でどんな得を積んだのかな。モーゼくらいの人間だったんかな。」
などと想像に浸りながら当選番号に目をやると見覚えのある数字が並んでいた。
「、ま、まさかねー、、そんなわけないよなー」と疑いつつも
「え、当たってるんじゃね?」と期待もしていた。
恐る恐る宝くじ購入サイトから当選結果を見ると、、、
「まじか、、当たってるわ、、、、、、。」
この日から億万長者の仲間入りを果たしました。
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