機械兵団の進軍後のマラス
概要
機械兵団の進軍で+1/+1カウンター関連カードがいろいろ入ったので思ったことをつらつらと記載してみる
デッキリスト
https://www.moxfield.com/decks/aQQNpfw9v0i1rNo7817Y4w
《野生の意志、マラス》
ナヤカラーの伝説のクリーチャーで、キャスト時に支払ったマナの数だけ+1/+1カウンターが置かれる常在型能力と、下記の+1/+1カウンターを1つ以上取り除いて使う3種の起動型能力を持つ。
・カウンターをX個配置(白)
・任意の対象へのX火力(赤)
・X/Xの緑のエレメンタルトークンの生成
火力モードがプレイヤーも対象にできるので、無限有色マナコンボで勝利できる他、自力でトークンを生成する為、戦線を構築しやすい。緑白には+1/+1カウンターのシナジーが豊富なので相性の良いカードが多い。
クリーチャーサーチも得意な為、クリーチャー絡みのコンボは成立させやすいのもメリット。
反面、相手のコンボを止める手段に乏しいカラーの為、いかに自分に有利な場を構築できるかが重要。
100枚解説記事
2年前なので色々現在のリストとは変わっていますが
https://note.com/naket_mtg/n/n4d5aace6c2bf
新カード考察
《ゴバカーンへの侵攻》/《光盾の陣列》
表面は疑似ハンデスカードでコンボ妨害の前方確認。
裏面は+1/+1カウンターをかなり手軽に乗せれるカードで除去系の妨害まで弾ける。
守備カウンターもわずか3と裏返しやすいし、使い勝手良さそうに見える。
サーチできるようになるとより使いやすくなりそうだし将来性も◎
《イコリアへの侵攻》/《イコリアへの頂点、ジローサ》
表面はだいたい《破滅の終焉》。ただし非人間のみ。
裏面は到達持ちの巨大クリーチャー。
守備カウンター6だし、あんまり裏返すことはなさそう。
《堂々たる撤廃者》や《永遠の証人》持って来れないし、墓地に落ちないのでやや使いまわしにくいので、概ね《破滅の終焉》の下位互換か。《鱗》系のカードは持って来れるけど《三葉虫》をサーチできる《イーオスのレインジャー長》もサーチできないので主には《波止場の恐喝者》系のコンボの補助に使う感じか。
《深根の道探し》
ドローの質向上とフェッチ使いまわしでマナ加速できる期待の星。
ドローソースを多めに入れているので質を挙げられるとパーツ引き込みやすくなるのでいいんじゃないでしょうか。やや悠長かもしれませんが。
《薄暮軍団の決闘者》
+1/+1カウンターを載せるとターン1でドローできる生物。
他にカード(概ねマラス)が必要になるので鱗系がないとちょっと使いにくいと思いますが、マナさえ許せば1周で4枚引ける可能性があるので試す価値は十分か。
《囁かれる希望の神》
鱗系カードでありながらマナも出せるしパワーの数だけマナが出るので育てると宇宙。
初見で弱いかなーと思いましたが、3マナ鱗系カードの中ではかなり強い部類でした。コンボパーツとマナ加速の役割を兼ねるので十分、ただし3マナがネックなのは変わらない。
《打ち砕かれた尖塔、オゾリス》
鱗系カード初のアーティファクト。伝説なのもメリットで、《栄光の探索》で引っ張れる2マナ域の鱗カードはおそらく初。
鱗カードがかなり増えたので《献身のドルイド》を使ったコンボに行きやすくなっているのが良いね。
《世界樹への貢納》
鱗系ではないですがドローソースとしての採用
《薄暮軍団の決闘者》や《培養ドルイド》、《鼓舞する呼び声》とのシナジーを狙っていますが言うほど相性はそこまでかもしれないので他のドローソースに変えた方がいい可能性もあり
コンボ紹介
1.鱗系 + 《マラス》 + 《三葉虫》= 無限マラスビーム
《謎めいた三葉虫》のカウンターを取り除いて起動型能力限定の無色マナ2点を生む
マラスX=1で起動し、自身からカウンターを取り除いて自身に置く(鱗系のカード、もしくは《解き放たれた繁栄》などの起動型能力をタダでコピーするカードでことでカウンターが1つ余分に増える)
浮いた1マナでマラスX=1を再度起動し、三葉虫に乗せ換えると三葉虫に2個カウンターが置かれる
《謎めいた三葉虫》のカウンターを取り除いて起動型能力限定の無色マナ2点を生む→起動型能力限定の無色2マナが余った状態で1.に戻る→無限起動型能力限定無色マナ
余ったマナを2.の工程に注いでマラスに無限に+1/+1カウンターを置く
無限にマナがあるのでマラスの+1/+1カウンターを火力として各対戦相手に致死量ダメージを飛ばして勝利
マナが余っていれば妨害の上からスタックを積める柔軟性の高さと再現性の高さが売り。三葉虫は《イーオスのレインジャー長》で《沈黙》撃ちつつサーチができるので強力なコンボとなっています。
2.鱗系2枚 + 《マラス》 + 《献身のドルイド》= 無限マラスビーム
上記のコンボの派生
鱗系が1枚だとドルイドとマラスを乗せ換え続けるだけの動きになりますが、2枚あることでドルイドの +1/+1カウンターが余り緑マナが無限に発生するようになります。無限マナ発生した後の手順は同じ。
3.《献身のドルイド》+ 《即時換装》= 無限緑マナ
アーティファクト化することで即時に無限マナを発生可能
その後、マラスを出せる色マナがあり、鱗系が1枚あれば上記2.のコンボに移行する
お手軽に《歩行バリスタ》でも良い。
《破滅の終焉》か《召喚の調べ》があれば《永遠の証人》でサーチカード回収→《ティムールの剣歯虎》で証人回収→(赤マナor猿人の指導霊サーチ経由)→《波止場の恐喝者》(波止場カウント2以上)で無限有色マナから上記コンボに任意に移行
《イコリアへの侵攻》でサーチ範囲外のため再現できず、《緑の対応の頂点》も能力で使いまわしできず、《緑の太陽の黄昏》は運が絡みすぎるため実用的ではない。白マナが3つ余分にあるならば《エラダムリーの呼び声》でも一応可能
4.《波止場の恐喝者》+ 《ティムルールの剣歯虎》(波止場カウント5)or 《祝福されしエミエル》(波止場カウント4) = 無限宝物
波止場を使いまわして無限マナ。
無限マナがあればマラスを無限にキャストして無限にマラスビームを撃ち込もう。
5.《太陽冠のヘリオッド》 + 《マラス》 = 有限任意ダメージ
マラスに絆魂を持たせることでマナの数だけ任意のターゲットにダメージを飛ばすことが可能。
鱗があるとサイズがついでに膨れ上がります。ターン直前にマナ余ってたらやりがち。
6.《太陽冠のヘリオッド》 + 《歩行バリスタ》 = 無限ダメージ
バリスタに絆魂を持たせることで無限ダメージ
白単御用達の汎用コンボ。《イーオスのレインジャー長》がサーチ・妨害カードで《三葉虫》と共有できるのが良い。