指示と同意と顔面騎乗、時々潮
合意があってこそ楽しいのだ。
みなさん合意してますかごきげんよう。合意と強引、音は似てますが中身は全然違いますからご注意を。
合意どころか説明もなく始まったのは辛かっただけというお話を書いておきたいと思います。
その日は6Pと申しましょうか、男3人女3人でキャッキャウフフとくんずほぐれつ楽しんでいたのですが、ひと休止のあと二人抜けまた二人抜け、私ともうひとりの女性が残されました。6人の中で彼女だけが顔は知ってるが挨拶以上に話したことない方でした。
その関係性でいきなりイチャイチャできるような感じでもありませんので、じゃあシャワー行きますかと立ち上がりかけたところ、彼女は私に「そこ。寝て」とぶっきらぼうに命令をしてきました。ん?何が始まるんだ?
少々混乱しながらも指示に従い仰向けに寝転がると、彼女はローションでヌルヌルにした手で私のちんこをガッツリと掴んできました。どういうこと?なにがおきてるの?
寝転がる私にまたがり騎乗位の姿勢でスマタというのでしょうか。グイグイとちんこをしごき始めました。痛いっ。そんな無理矢理な扱いをされると痛いっ。
ここで冷静に「痛いんです」などと告げるとしらけるかと変に気を使い、ただ苦悶の表情を浮かべておりました。突飛なことが幾重にもかさなると正常な判断もできなくなります。ノリを合わせている風を装い続けてみました。
苦悶の表情を浮かべるこちらがMだとでも勘違いされたのでしょうか。そんなことはありませんがさらにヒートアップされて、あかん!あかん!ちんこ取れる!ちんこそっち曲がらない!曲がったちんこ戻らない!グッバイちんこフォーエバー!
ちんことの思い出が走馬灯のように脳内に浮かんでは消え浮かんでは消え召されそうになりながらも、どうにかちんこ取れずに凌ぎ切ったところで彼女は私の顔にまたがって股間を顔に向けておろしてきました。
おっ、これは?噂に聞いたことがあるぞ?顔面騎乗でしょうか。きっとそうです。少し興味あります、さあ来い!と目を見開いた刹那。
放尿されました。
は?え?
これがお慕いしている女王様のものでしたら聖水と呼ぶのでしょうし、なんなら「さあくるぞ!」と準備もあるでしょう。ところが今回私の場合は特に興味もないですし何も準備していなかったところに予想外の放尿です。
なにが起こってるの?と理解しないまま目に鼻に口に降り注ぐ尿で溺れそうになります。なんなんだ!どういうことなんだ!
え?え?むり!むり!
一通りすっきりした風の彼女は「びしょびしょじゃん笑」とタオルを渡してくれました。ぼろぼろのファイターにセコンドが投げ入れるように。
準備なしの尿は、合意なしのプレイは、突然に放出されるそれは、ただただ混乱と不快感を残すだけのものとなるのでした。
いやーしかし頭部に放尿されるのは後になってじわじわと腹立つねー。冷静になったら頭髪も尿まみれです。見た目はシャワー浴びたばっかりみたいになってますけどこれ尿ですからね。
おれの顔は便器じゃないですし、おれは変態じゃございません。いわゆるふつうのノーマルなんです。いいですか、もしするとしても尿は合意の上で計画的に放出ください。
最後に注意点です。このとき我々はなんだかんだ言ってノリノリで楽しんでおりました。が。顔に尿や顔に潮は最大限ご注意ください。目にはいると結膜炎の可能性がございます。なんなら別件で潮浴びてそうなったことがございます。浴びないに越したことはありません。どうぞご安全に。
こちらからは以上です。