夏のキャンプの想い出
家族でキャンプをしてきました。
キャンプブームに乗っかろうとしながら、今ごろになってやっと重い腰を上げました。
初めての挑戦です。
思えば子供の頃に家族キャンプの記憶なんてありません。
中薗商店は年中無休状態で、さらに、父母ともに出不精でした。子供たちもウワサではキャンプの存在を知りながらも、遠い世界のはなしと割りきって夏休みを過ごしていました。
だから、剣道スポーツ少年団で夏合宿と称して山の廃校(旧瀬戸山小学校)でテント泊したくらいでも、わっぜかキダケました(めちゃくちゃはしゃぎまくりました)。
食べ終えたとうもろこしの芯を校舎の屋根に投げ捨てたり、テントの防水性を確かめるためにおしっこをかけてみたり、こういうときは先生もテンション高めで視野が広がっているため、すぐ見つかり怒られるものでした。
まあ、夜には体育館が大人たちの焼酎酒場と化してそのすきに子供たちは思い思いに遊んでいました。
今回は初心者として必要最低限のキャンプ道具を購入し、YouTubeでこれでもかというぐらい予習をして滋賀県のキャンプ場に臨みました(しかも、電源・水道付きサイト…)。
テントもタープ設営も無難に。薪割り火起こしなども息子とチャレンジ。メスティンで炊いたご飯も、海鮮焼きそばもとても美味しく。大満足しながら薪を燃やし続け炎の色に癒されていました。
でも…
なんだか妻の機嫌がそんなによくなくない?
山崎まさよしよろしく、わがままな性格がなおさら愛しくさせるという雰囲気でもなく、それとなしに聞いてみました。
ぜんぶソロキャンプ仕様やん!
あと、メスティン、メスティンうるさい!
私が参考にしたYouTuberたちはすべてソロキャンパーだったので、猛勉強の末に至ったスタイルは、家族キャンプにしては規模や量が微妙に足りない、結果を重視する妻にとっては、まるでメスティンの蓋が心地よい摩擦音とともにスッポリ収まるような初キャンプを思い描いていたのだろうとドヤ顔で言おうもんなら、「メスティンいらんし!」と火に油を注ぐことになってしまいます。
メスティンは万能なので(まだ言うてる)、次回はお湯を沸かして妻の好きなコーヒーでもいれてあげようか。
まあ、初めてにしてはそれなりに楽しかった家族キャンプでした。