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加護ちゃんに魅せられた私が選ぶ「可愛い声の歌手」ベスト4

歌を聴くとき、どこを聴くかは人にそれぞれ。「あのアツい歌詞がたまらないよねー」という人もいるし、「あの歌、リズムが楽しいよね」という人もいる。

私はいわゆる声フェチで、声が高めで可愛らしいと思う女性歌手の楽曲を好んで聞く。可愛らしい歌声を聞いていると癒されるし、自分も声が高めなのでなんだか安心する。

それに声が高い歌手の楽曲はキーが高いことが多く、カラオケで歌えるか歌えないかギリギリのラインに挑戦するのが楽しいからだ。

今回は私がハマったキャンディボイス歌手を、アイドル・歌手問わずまとめてみることにした。

※この記事では、私が可愛らしい声だと感じた歌手の方を勝手に「キャンディボイス」と呼ばせていただきます。ファン及び関係者の方、勝手をお許しください。

1.加護亜依さん(元・モーニング娘。)

私が初めて買ったCDは、2001年12月に発売された『プッチベスト2』というアルバムである。

プッチベストとは、ハロープロジェクトに所属するユニットの曲を収録したオムニバスアルバム。
2000年からほぼ毎年発売され、『プッチベスト2』には、モーニング娘。の『恋愛レボリューション21』やミニモニ。の『ミニモニ。テレフォン! リンリンリン』、シャッフルユニット曲の『チュッ! 夏パ〜ティ』などが収録されていた。

2001年当時、モーニング娘。は一大ブームとなっていた。小学生だった私もご多分に漏れず夢中になり、音楽番組は必ず録画をし、歌唱シーンを何度も見てダンスを習得。学校の休み時間になると、みんなで踊っていた。

女子小学生にもそれぞれ“推しメン”があって、私は加護ちゃんこと加護亜依さんが推しだった。

加護ちゃんは、童顔でツインテールやツインお団子がよく似合って、ミニモニ。の時につけるふわふわのヘアバンドみたいなのがかわいくて、声もしゃべり方もキュートで、愛嬌があって、ちょっとおバカなトークが面白くて……(今考えたらだいぶ好きだなぁ)と、めちゃくちゃ推しだったのだが、私が一番好きだったのは歌声だった。

世間的な認知度がどのくらいかわからないが、加護ちゃんは歌がうまい。アイドルらしいぶれないキャンディボイスなだけでなく、力強く丁寧にビブラートを効かせながら歌うスタイルがファンの心を掴んで離さないのだ。

それにも関わらず、モーニング娘。ではあまり歌割りが多くなかったイメージで、「もっと歌ってほしい」といつも思っていた。だからこそ、ミニモニ。やタンポポ、三人祭といったユニットで加護ちゃんの歌声をたくさん聴けるのがうれしくて、ユニット曲がたくさん入った『プッチベスト2』は、MDに録音して何度も何度も聴いていた。

その後、加護ちゃんはモーニング娘。を卒業し、辻ちゃんとのユニットW(ダブルユー)専任に。必然的に加護ちゃんの歌がたくさん聴けるようになって非常に私得であった。

2.YUKIさん(元・JUDY AND MARY)

モーニング娘。に夢中だった頃、奇しくもバンドが解散するタイミングでJUDY AND MARYを知った。テレビで「そばかす」を歌っている姿を見て、「なんて可愛らしい人&声なんだろう」と衝撃を受けた。

JUDY AND MARYの楽曲は、カラオケでだいたいデフォルトのキーが2つほど下げられているくらい、楽曲のキーが高い!あんなに高いキーを地声で軽々と可愛らしい声で歌いこなすのがかっこよくて、自分も歌えるようになりたいと思った。

当時、モーニング娘。のメンバーだった安倍なつみさんがテレビか何かで「JUDY AND MARYのアルバム収録曲を順番に歌って歌の練習をする」と言っていたのを聞いて、マネして全部順番に練習していた。

今、高いキーの歌が歌えるのは、この頃JUDY AND MARYの曲を練習していたことの賜物だと思う。

バンドを解散してから、やさしい曲調が増えたのも可愛らしい声好きにはたまらず、よく聴いていた。


3.橋本絵莉子さん(元・チャットモンチー)

JUDY AND MARYが好きだった流れで、なんとなく女性ボーカルのバンドの曲を聴くこと多かったのだが、その中でなんだこの可愛らしい声は!と思ったのは、チャットモンチーの橋本絵莉子さんである。

『シャングリラ』の切ない感じの歌声から、『風吹けば恋』の振り切った爽やかな感じ、『ヒラヒラヒラク秘密ノ扉』のちょっと困った感じ、同じ可愛らしい声にもいろんな聴かせ方があって、楽曲も好きで電車通学中ずっと聴いていた。私の高校時代のBGMはチャットモンチーである。

チャットモンチーの楽曲もまたキーが高く、『ヒラヒラヒラク秘密ノ扉』を歌えるようになった時の達成感はたまらなかった。


4.百田夏菜子さん(ももいろクローバーZ)

ここに来て、再びアイドルに戻ることになる。

時は経ち、大学生になった頃。忘れもしない大泉学園の100円ショップで買い物をしているときUSENから流れてきたちょっと不思議なアイドルソングに耳を奪われた。「チャパチャパ」「スットコドッコイ」ってなんだと。

ファンの方はもうおわかりだと思うが、流れていた曲はももいろクローバーの『ピンキージョーンズ』である。

何の曲か気になって家に帰って調べたところで、完全にももクロの沼にハマった。当時のももクロは、ダンスの全力パフォーマンスがすごい!と話題になることが多かったのだが、「ちょっと待て、みんなとっても可愛らしい声じゃないか!」と、声に夢中。

中でもキャンディボイス好きの私としては、百田夏菜子さんのいつまでも少女のような声がたまらない。リーダーを務め、楽曲では落ちサビを担当することが多い彼女は気持ちを伝える表現力が素晴らしいのだが、声がマジでかわいい。

何度か声優もされているのだが、今度おジャ魔女どれみの20周年記念映画『魔女見習いを探して』でメインキャストを担当されるそうなので、それも楽しみだ。

4人になったももクロの可愛らしい声も聴いてみてほしい。

以上4人が、私が愛したキャンディボイス歌手4人である。

こんなに偉そうに語りながらあまり音楽を聴く方ではないので、世界にはまだまだ私の知らないキャンディボイスがたくさんあることだろう。最近では、ヤバイTシャツ屋さんのしばたありぼぼさんや、juice=juiceの宮本佳林さんの声も好き。

これまで大々的に「可愛い声好き」を公言したことがなかったが、これからはキャンディボイスハンターとして、どんどん素敵な声を発掘していきたいと思う。

編集:べみんさん

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