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Excelで連番を振る~数字のナンバリングやカレンダー等応用が効きます~

中山テックです。

さて、Excelを使用している時にこのようなことがありませんか?

・項目番号1~100まで振りたいが、手打ちだと面倒
・カレンダーを作りたいけど、1~31まで手打ちが面倒

私はよくあります(汗

そんな今回は連続した数字を順番に振る方法を伝授いたします。


早速連番を作成する

2パターンご紹介いたします。
やりやすい方、また状況に応じて使い分けすると良いと思います。

セルの角をクリックしたまま引っ張る

連番作成のためのサンプルお小遣い帳
お小遣い帳

上記画像をご覧頂くと「項目番号」「日付」が1つ入ったままです。
1つずつカウントアップしていきたいのですが2、3、4・・・と手打ちしていくのは非常に面倒です。

日付も9月1日から9月2日、3日・・・とこちらも手打ちしていくのは面倒であり、時間がもったいないです。

連番作成方法(セルを引っ張る)

まず対象のセルを選択します(今回は項目番号の1、つまりB6セル)。
セル右下の角をクリックしたまま、対象のセルまでドラッグします。

※上記では16行目までですが、もっと下まで引っ張ることが可能です

連番作成方法(セル引っ張った後の「連続データ」選択)

引っ張っただけではオール1になってしまします。
ただし最下の右下にアイコンが出てくるのでクリックします。
そして「連続データ」のラジオボタンをクリックします。

連番作成方法(セル引っ張った後の「連続データ」選択後の結果)

無事11個の項目に連番が振られました。

続いてC列の日付も1日ずつ進めていくのですが、やり方は全く一緒です。

日付連番作成方法(セル引っ張った後の「連続データ」選択後)

無事日付も1つずつ進みました!
もし日付が飛び飛びの場合は、連続した日付以外は手入力するかプルダウン化した方が早いです。

row関数を使う

row関数で連番を作成するためのサンプル

項目番号3と4の間に行を挿入する必要が出てきました。
こうなると項目番号を修正しなければならず、またB6行目から引っ張っていかなければなりません。

そこであらかじめ「ROW関数」を使用してコピペだけで連番が修正される方法を伝授します。

row関数指定方法

まず項目1と手入力したたB6セルに「ROW()-5」と入力します。
ROW()は「現在の行」を返してくれます。
※B6であれば6を返却

ナンバリングは1からスタートなので-5をすることで1になります。

row関数指定後のセルをコピペして連番完成

B6セルをコピーし、B16セルまでペーストします。
するとあら不思議!連番を作ることが出来ました。

つまり「現在の行-1にするための数値」を入れ、1セルずつコピペしていくと連番が完成するという仕組みです。

ちなみに冒頭の画像では9行目に行を追加しました。
8行目の項目番号をコピーし、9行目に貼り付ければ速攻で連番修復されます。

row関数で連番指定した項目の間を1行削除した場合の結果

反対に削除した場合も連番修正不要です。

ただし、項目番号1を修正する場合は崩れる可能性もあるので留意が必要です。

カレンダーを作ってみよう

これらを応用してカレンダーを作ります。
Googleカレンダー使っているからという理屈は抜きにし、勉強のために作成します。
※私もGoogleカレンダーで予定管理してます・・・

曜日

カレンダーを作成する(起点の曜日を定義)

とあるセルに日曜日の「日」を入力します。
前項同様、セルの右下をクリックしたまま右の方向へドラッグします。

カレンダーを作成する(起点の曜日から連続データで引っ張る)

これにてカレンダーの曜日の形は出来上がりです。

日付(1週目)

カレンダーを作成する(column関数で起点の日付を設定)

縦長の連番を作る時はrow関数を使用しました。
今回は横になりますが「column」関数を使用します。

rowは横(行)番号を取得しましたが、今回は縦(列)の番号を取得する関数となります。

まず日曜日を1日とした場合、C4セルに「column()-2」と入力します。
「3列目の3から2を引くと1になる」という単純な計算式です。

そしてD4セルに同様の計算式を入力すると2が表示されます。
これを土曜日までコピペしてましょう。

日付(翌週以降)

カレンダーを作成する(column関数で翌週以降の日付を動的に設定)

簡単です。
1日が列から-2を引いて1日なりましたが、翌週以降は+7(1週間)してあげればOKです。

column()-2+7

C8セルをI8セルまでコピペしてあげると2周目のカレンダーの出来上がりです。
3週目は+14、4週目は+21してあげましょう。

見栄え

カレンダーを作成した後の見栄え(UI)を整える

罫線を引くことで見栄えはかなりよくなります!
※線を引くコツは上記リンクからご確認ください

また日付の下に3行程度の余白がありますが予定を入れるためです。
もしExcel管理する場合は予定の多さに応じて余白を増やしてあげましょう。

翌月のカレンダー

カレンダー翌月分の起点がズレてしまった

水曜日スタートとします。
123を消したら4スタートになってしまいましたが、当然の結果です。
C4起点としていたので、F4起点に修正していきます。

column関数の起点としている数値を全置換

F4セルを1にしたい場合は「column()-5」とします。
※6列目なので-5して1を表示させる

全ての日付に適用させたいので、検索文字列は-2で-5に全置換を行います。
※日付だけ置換したい場合は日付のセルを選択して全置換する

起点修正後

無事F4が1日になりました!

しかし、28までしかありませんね。本来は30日までなのに・・・

ですが非常に簡単!E20をコピーし、F20~G20に張り付けて30日までにしてあげましょう。

日付が足りない場合の対処法

無事30日までのカレンダーが完成しました。
31まである場合はH20セルまでペーストしてあげましょう。

月初の曜日が戻った

水曜日スタート→日曜日スタートに戻った場合は日~火曜日が空白になります。
その時の処理順序としては・・・

・水曜日の日付をコピーし、火曜日月曜日日曜日の日付セルにペースト
・-5の数値を-2に置換(対象は全セル)
・月末が少ない場合は「翌月のカレンダー」項のように日付追加
・月末が多い場合は日付を削除する

と言った形で応用頂ければと思います。

まとめ

連番ですら簡単に作成出来てしまうExcel。
やり方さえわかれば100行でも10000行でも簡単に作れちゃいます!

応用を効かせてカレンダーはもちろん、別の連番処理が簡単に作れます。

是非当ブログを参考いただき、快適なExcelライフを過ごして頂ければと思います!

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中山テック
今後も良質な記事を執筆したいのでご支援のほどよろしくお願いいたします🙇