2024/2/5 雪でした。
今日は、昼過ぎぐらいから雪がちらつきはじめ、20時には積雪深6cm、東京でも大雪警報がでました(12時間降雪10cm)。
正直なところ、関東南部は雪にはならないかなと思ってました。甘いですね。振り返りましょう。
前日時点の気温の予想です。
850hPaで、-2℃から-3℃ぐらいの予報でした。ただ、ちゃんとみると北東風が入って滞留寒気でしょうか、等温線が南に凹んでいます。
関東付近は、北寄りの風が入る予報になっています。低気圧の前面は南から暖かい風が入るのが普通なので、これは気づきたかった。
気象庁の方のツイートなどによると、今回は関東に低気圧が近づく時点で閉塞しているので、下層は寒いままだということなんですね。
なるほど、暖気が締め出されて下層は寒気が入ったままなので、上空から雪が落ちてきても溶けにくい。
それから、湿度の影響を過小評価していた。乾燥していると雪が融けるときに気化熱が奪われて冷えて、溶けにくくなるというのは理解していたのですが、湿度50%ぐらいだったのでそんなに影響はないのかなと思っていた。(東京あたりだと冬場は平気で20,30%台になる)
いや、50%かなり影響ありますね。地上温度が5℃ぐらいでも雪判別になっています。
実況では、降り出す前の地上の気温は6度ぐらい、湿度は50%台。降りはじめると0℃近くまでに急降下。風はずっと北よりで、低気圧の前進につれて北東から北西風に変化。最終的にどれくらい積もるでしょうか。
うーん、閉塞前線が読めていても、それを加味して850hPaが-2,3℃だと踏んでしまうと、雪になるのを当てるのは難しかったかもしれません。実況だともう少し下がったのかな。
追記:
エマグラムが出てきたので載せます。
午後9時ですが、850hPaは-2.9℃。やはり目安といわれる温度より高いですね。650hPaより下は温度勾配が小さくて(0.25℃/100mぐらい)、これなら溶けずに雪で降ってくるか。