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2023/12/16 関東平野の滞留寒気
昨晩、12/15から16にかけての夜は、寒かったでしょうか、それとも暖かかったでしょうか。
東京では、日付が変わる前後に南風が入り、12月らしからぬ暖かい夜になりました。(下図左)
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これは、低気圧や前線に向かって南風が吹き込んだためでした。
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千葉や小田原などで12月の最高気温一位を更新した地点も多かったようです。
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ただ、気温が上がったのは関東の南だけで、一枚目の右側でもわかるように、越谷と東京では12℃も気温が違います。
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これは、関東平野の北側には寒気が滞留していて、こいつが南風が入るのを押しとどめた、ということのようです。
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たしかに、北関東に薄い10℃以下の層があり地上付近では南寄りの風を押しとどめて局地的な前線を形成しています。
こうした局地的な前線は大きな天気図には表れないのですがよく発生する状況ではあります。滞留寒気の影響で南寄りの風がどこまで入るか正確な予想が難しかったり、局地前線がちょっとした雨を降らせたりと、予報者泣かせだそうです。