西郷特別2024 回顧


展開予想

出走馬を見る感じ、外枠のカリュウ、チュウワスプリングが先行しやすそう。

内枠だとフーコとサフランが先行したいと思うが内枠がどう響くか。

その他だとトミニとストリンジェンドあたりが先行勢を見ながら進めそう。

ゼットも先行するかもだが、鞍上は出しても控えた競馬をすると思うので中段ぐらいかも。

これらを考慮すると率先してハナを取りに行く馬がいないので、550通過が31秒前半のミドルペースになりそう。そうなると前有利の展開が想定できるので、今回は前目につけそうな馬から買いたい。


最終予想

本命

本命は16番のストリンジェンド。

明確な逃げ馬がおらず、比較的落ち着いたペースになると考え、外からダッシュをつけて内の各馬を見れるこの馬を本命に考えたい。

福島1150は芝スタート、最後の直線が短いことが要因で前決着が起こりやすいコース。さらに今回ペースが緩むとなればさらに前が有利になるだろう。

ストリンジェンドは先行するかと言われれば割と各馬のスタートによる。ストリンジェンド自身の先行力はそこそこだが、今回は大外枠ということで比較的スピードをつけて先行できそう。

また4走前の彦星賞で結果を残しているように、福島1150の適性がある。新潟ダ1200でも結果を残していることから芝スタートはこの馬にとって歓迎。

特に評価しているポイントは3走前の出雲崎特別。
勝ち馬のエランティスはその後3勝クラスをすぐに勝ち上がったレベルの高い馬。その馬と0.3秒差というのは十分評価できる戦績だと思う。
さらに注目すべきはラップの刻み方。
前半600は34.2と比較的流れている。そこから12.2-11.7-12.8と一度スピードが緩むも直線で加速。
自分のペースということもあるが逃げつつ、途中で加速できるエランティスはもちろん強いのだが、そのペースにしがみついたストリンジェンドも強いだろう。

以上の理由から今回はストリンジェンドを本命で考えていく。


対抗

対抗は15番のチュウワスプリング。

やはり展開を考慮すると前の馬から買いたい。
そうなるとこのコースで結果を残しているカリュウやトミニの方が良いのではと思うが、どちらとも鞍上に一抹の不安がある。
斤量のアドバンテージもないので以前結果を残したような走りができるとは限らない。

一方チュウワスプリングは継続騎乗で、2走前の走りを活かしたレース運びができそう。また2走前とは異なり外枠なので、より芝でスピードをつけて先行できそう。
中山ダ1200、新潟ダ1200で勝ち上がったように芝スタートは好材料。明確な逃げ馬がいない今チャンス到来といったところ。

ただこの馬を本命にしなかった理由は、その外のストリンジェンドに目標にされる可能性があるからだ。また力関係も個人的にストリンジェンドの方が上だと考えているので対抗までと判断。
しかしうまいこと逃げ、番手を取れればそのまま残ることもあるだろう。
妙味も含め期待したい。


以下評価している馬

まず評価している馬はカリュウ。
鞍上に不安があるものの、戦績を考えれば外しづらい一頭。
枠も外枠といい枠。2,3着は余裕でありうる。

次にトミニ。
こちらもカリュウと同様に戦績から評価。

それからフーコ。
こちらはダート1000で見せたスタート力。
内枠でもしかしたら揉まれるかもしれない不安があるものの、勢いよく行き切ってハナを取る可能性がある。単独で逃げた時に怖い一頭。

穴でグッジョブ。
展開的に来るか怪しいが末脚は魅力的で、一発ある可能性を秘めている。
4走前にバトゥーキに0.1秒差の2着だったのだが、この勝ち馬のバトゥーキは現在3勝クラスを勝ち上がりオープン入りを果たした。
展開が向いたというのもあるが、その馬と差のない競馬ができたことは評価できるだろう。

また2走前は比較的好位につけることができ、運よく今回も好位につけることができれば勝ち負けまであるのではないか。
とは言え前が有利の展開が濃厚なので穴に。


ちなみにサフランだが、今回はあまり評価できない。
内枠ということで他先行馬よりも不利な要素がある。
勝ち上がった2走前も大外枠でスムーズに先行できたことが要因と考えられ、高い評価をするのは難しい。
芝スタートなのは良いが、内で揉まれそうという理由からやはり評価しづらい。


結果

今回西郷特別を勝利したのは8番のグッジョブでした。
前半550が31.5と割と落ち着いたペースだったが、外から追い込んできて勝ち切った。

2着は中段後方から差してきたヒルノピレネー。3着は終始先行集団を見ながら脚を溜めたゼットカレン。

前半550通過は31.5のミドルペース、走破は1分8秒3でした。


感想

勝ったグッジョブは相当強かった。
前半550通過31.5は早くもなく遅くもなくといったところ。
普通に考えれば差し足が届かなくてもおかしくないところ、後方13番手から一気の差し足。
後半のラップは12.2-12.3-12.3とほぼ減速していないことから、前が垂れたことで差しが決まったというよりも純粋にこの馬のポテンシャルが光ったとみることができる。
この末脚は上のクラスでも通用すると思う。

2着のヒルノピレネーも同様に差し足は良かった。
特にスタートしてから行脚が付かなかったが、鞭を入れてしっかり中段につけられたことが2着の要因だと思う。
次走も期待したいが、やはりスタート後の行脚が課題となりそう。ポジションを取りに行けないと展開待ちになってしまい、上り最速芸人になりかねない。
とは言えポジションを取れば末脚は活きると知れたレースだったし、明確な課題が見つかったということは良かったと思う。

3着のゼットは鞍上がうまかった。
スタートは良く、先行争いに加わるのかと思ったが、しっかり一列引いて前を見ての競馬で脚を温存できた。
こういうところ高杉騎手はうまいなと痛感した。
直近ではプレシオーソが勝ち上がった2勝クラス戦でもスタートして無理に前にこだわらず、控えて脚を溜める競馬に徹してた。
ダート短距離では今後注目していきたい騎手だ。


本命だったストリンジェンドは終始外々回る競馬だった。
スパイラルカーブということもあって4頭分外を回されたことが一番の敗因だったと思う。
最後の直線ではもう余力は残っていなかった。
明確な逃げ馬不在で、先行馬が団子になることは予想できただろうし、それで外を回されることも予想できたはずだなぁと少し反省。

対抗のチュウワスプリングはスタートは良かったものの二の脚が他の馬よりつかず、先行できなかった。
これだとこの馬の持ち味は活きない。

個人的にはまさかグッジョブが勝つとはという感じだが、レース展開をより詳細に考え、道中の隊列やさまざまなパターンを想定するべきだなと思った。
あと、福島1150は前が有利なことは変わらないが、差しも届くことをもっと念頭に入れて予想するべきだった。前が有利と決めつけすぎると今回のようになる。反省反省。

以上で西郷特別の回顧を終わろうと思います。
最後にはずれ馬券を供養しときます。

馬券の買い方も検討しないとなぁ

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