外房ステークス2024 回顧


結果

今回の外房ステークスの勝ち馬は5枠10番のガビーズシスターでした。

勝ったガビスタはすんなりスタートを切ると、先頭集団から半馬身~1馬身ほど後ろにつけた。
特に人気馬のブシンをしっかりマークし、3コーナーではブシンの後ろを取り、直線に入ると捉え切ってそのまま差し切った。

前半33.4とハイペースではあったが、3コーナーからしっかりとまくり、後半は11.8-12.1-12.4と大きく減速することなく勝利。
特に注目なのはその走破時計。1分9秒7は3勝クラスどこかオープン、それもカペラステークスで出るような好タイム。前半が速かったこともこの時計が出た要因ではあるが、直線で大きく減速しなかったことも重要な要因だろう。

2着は2番人気に支持されたブシン。
スタート良く出るとそのまま先頭集団へ。グランフォーブル、ペプチドヤマト、サザンエルフが主張するも外目から追走。直線ではガビスタに差されるも、しぶとい脚を魅せて前のサザンエルフを捉えての2着。
ハイペースで外を回るロスがあったものの、前を捉え切っている点は高く評価できる。特に3着のサザンエルフはこのコースを得意としている強者であり、昇級初戦でこの結果を残せたということはこの馬の高い実力が証明されたということでもある。

3着はそのサザンエルフ。
以前からの課題では揉まれるとかかってしまうところがあり、なかなか3勝クラスを勝ちきれずにいる。
今回は6枠12番と比較的外枠に入り、この馬にとっては好材料だった。それでもスタートして折り合いの難しさを見せたが鞍上がしっかり手綱を抑えた。
道中は番手からの競馬で先行し、ハイペースでも最後までしぶとく脚を使えた。得意なコースで意地を魅せた3着だった。


感想

今回なんといってもその走破時計だろう。
1分9秒7は良馬場の3勝クラスでは破格の勝ち時計。それこそオープンでも余裕で通用する時計だった。この時計で勝利したガビスタの実力は相当なものがある。次走はカペラステークスということで、注目したい一頭だ。

2着のブシンも前走インビンシブルパパというダート短距離で今勢いのある強者を倒しての昇級初戦だったのだが、その実力を遺憾なく発揮できたと思う。
スタートは良く、先団の外目につけての先行競馬。道中外々を回される不利は合ったものの、持ち前の持続力も活かして2着へ。
スタート直後は楽に前に行けるかと思ったが、内の各馬の主張が激しく、かつ外のサザンエルフも主張してきたため外から追走する形になってしまった。もう少し内で立ち回れれば良かったが、それでも2着に残せたのは良かった。

3着のサザンエルフは今回思い切って番手の競馬。
これまで先行勢の後ろか、あっても流れで3番手ぐらいを取ることはあったが、今回は少しかかっていたということもあって番手からの競馬になった。
レースを見ている時は垂れそうだなと思ったが、思いのほか垂れることなく粘りを見せた。それでも自力はあっても鞍上が上手に乗ったおかげでもある。次走以降は地力があることを念頭に置きつつ、枠次第では軽視することも一応視野に入れる。


話は変わって私の馬券はこちらです。


一応ワイド当たったのでよしお。

今回はブシンとサザンエルフが抜けて強く見えたのでこの2頭から厚く買いました。
展開次第ではもちらんどっちかが来ない、どっちもこないことは考えられるが、その展開になりづらい。どちらも他馬と比べて先行力があるし、多少出遅れても二の脚が良く、鞍上も上手なので各馬得意とする前のポジションは取れるはず。
ヒモ一番手にはガビスタがいたものの、正直前走をどう評価していいのかわからなかった。実力はあるのだろうけれど、この2頭に勝るほどかという疑問があった。まぁ今回でその疑問はなくなったのですが、、、。
まさかガビスタがここまでやれるとは。

ブシンはいわずもがな前走パパを圧倒しており、ほぼこの馬が勝つだろうと思っていた。それなら単勝でもいいじゃないかとも考えたが、それ以上にサザンエルフも魅力的だった。

以前からサザンエルフには馬券でお世話になっていたのだが、その恩義のほかに鞍上と枠が絶好だった。
枠は気性面から外の方が良いし、脚質的にも外の方が融通が利く。鞍上も中山ダ1200が得意な津村騎手ということでほぼすべての好材料が整っていた。
この馬の持つポテンシャルも考慮すれば頭で来る可能性も十分あった。

ブシンの前走とサザンエルフの好条件、どちらかを本命として単勝を買うのはリスキーだと思った。
そこでほぼこの2頭で決まるならばいっそこの2頭の馬連1点に絞ってしまおうと思い、券種は馬連を中心に買うことに。
そこからその2頭軸の3連複を買おうかと思ったが、ほかに買いたい馬といったら、ガビスタとダイジョッキぐらい。それでもブシンとサザンエルフへの信頼度が厚かったので馬連をカバーする馬券はこの2頭のワイドだろうといことで結果このような馬券に。


それと実はこの買い方、競馬が趣味の友人の買い方を参考にしている。
個人的にこの買い方は結構評価していて、「この馬に自信がある!」という時はもちろんその馬の単勝を買うようにしているが、展開面を考えると今回のレースのようにほぼこの2頭の頭争いだろう予想できる時がある。
そうなるとさっき言ったようにどちらかの単勝を取ることはリスキー。
その2頭で決まる可能性が高いのなら、しっかりその2頭に張るべきだろうとなる。

さらにこの馬券の良いところはオッズ。
人気馬の単勝だとオッズが低く買いづらい、または本線の馬券と保険の馬券を買う時に保険の馬券のガミが多くなってしまい。本線の投資に影響を及ぼすことがある。
ところがこの馬券だと点数を絞っている関係上ガミることが少ない。
本線の馬連は一番人気でも4倍以上はついてくれるし、ワイドも基本的に2倍以上はつくのでガミを心配する必要がない。
また今の話は人気どころから買った場合の話で、単勝が3~5番人気であればワイドは5倍ぐらい付くし、馬連は10倍ぐらいになることも普通にある。
オッズ自体はそこまで高くなくても、そこに厚く張ることで大きなリターンが見込める良い買い方だなと思っている。


今回の回顧はこの辺で。
次は何の回顧を書くか。
そうしているうちに中山開催が近づいてきているので、回顧よりもレースの予想をするかもしれない。

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