メイドちゃんができるまで
※本記事は2023年2月22日のFANBOXの記事をnoteへ移転したものです。
https://nakau-x1.fanbox.cc/manage/posts/5090706
こんにちは、なかゆーです!
今日は私のAIイラストの作成過程を紹介したいと思います。
私は主にAI生成にStable Diffusion Web UIを使い、修正にClip studio paintを使っています。
プロンプトづくり
まずは、どんなイラストを作りたいかイメージし、プロンプトを作ります。
メイドちゃんのプロンプトは服装がポイントなので、服の特徴を入れていきます。
メイド服、パンティ、ブラ、ニーソ、グローブ、胸元、おへそ、ヘッドドレス、アームパフ、ガーターリング、といった感じです。すでに趣味全開ですね笑
それから背景も入れていきます。
バラの庭園。photograph backgroundは背景がリアルになる効果がありますが、メイドちゃんのイラストではあまり効いてないです。
さらに、絵柄を指定するために、クオリティタグとネガティブプロンプトを入れていきます。
クオリティタグとは(((masterpiece))), (((best quality))) などのプロンプトの先頭に入れる絵柄の方向性を指定するタグです。
また、クオリティタグと同様に絵柄に効いてくるのがネガティブプロンプトです。
ネガティブプロンプトは生成したくないものを指定するプロンプトですが、lowres、worst qualityなどの逆クオリティタグを指定することでイラストの絵柄の方向性を決めます。
よく知られているのは、Novel AIのネガティブプロンプトです。
Novel AIっぽい絵柄にしたいのであれば、これをベースにするとよいと思います。
ラフに生成する
プロンプトはこのくらいにして、画像を生成してみましょう。
画像サイズは512 x 768のサイズにしています。縦長で解像度は低いです。最初から高解像度で作ると時間がかかるので、低解像にしています。
AIが生成する画像を見ながらプロンプトを微調整していきます。
良さげな画像が出ました。
「完成品と全然違うやん!」と思われるかもしれませんが、ポーズや構図が良ければいいと思います。ここから好みの方向へ寄せていきます。
解像度を上げる
さきほどの画像では描き込みが足りないので、高解像度版を作ります。高解像度版を作るには、同じプロンプト、同じシードで出力サイズを大きくします。Stable Diffusion web UIでは Highres.fixを使います。これで解像度を1.5~2倍くらいにします。
それがこちら。
高解像度版にすると描かれるものが増えます。
右手がブラのストラップをつかんでいたのが、普通になったのがちょっと残念ですね。顔は美人のお姉さんなので、これはこれでありなのですが、もうちょっと愛嬌ある顔にしましょう。
i2i (image to image)を使い、StableDiffusionのCFGScale、Step、Noiseのパラメータを変化させ、画像のバリエーションを作っていきます。
試行錯誤を繰り返し、好みの感じの顔になりました!
手直し
「目」の部分はもっと可愛くできると思うので、最後はクリスタで描きこみます。だんだんAIモデルもよくなっていて目や手も綺麗に生成する場合がありますが、描くほうが早いと思います笑
いかがでしょう?
まだ気になるところはたくさんあると思います。例えば手の形。AIでも弱いといわれるところですね。しかし、正直、私は手の形がAI以上に描けない のでこのままとしています。でも、描ける方はどんどん描いて納得するまで良いものを作り上げるのがいいと思います。
いづれにしても、生成したものをそのまま出すよりも、ひと手間加えたほうが可愛いと思いませんか?
というわけで、こんなことしているとAI使っているのに全然進まない笑
もっと要領よく描けないかなぁ~?AI画像生成の旅は続きます笑
それではまた!
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