マイペース通学2年生の夏休みが終わる

もう8月が終わるではありませんか。びっくり!

夏休み前に投稿したのが最後で、一月以上、すっかりnoteから遠ざかってました。

なんだか、文字で残す、ということに、意識が向かなかったというか、
そのとき、そのときの、日々を満喫することに集中していたというか。
(単に、さぽっていただけ?!)


この夏休み、近所のママ友が言い出しっぺで、奥山の公民館を借り切って、「寺子屋プロジェクト」を5日間やりました。

地元の小中学生の希望者が親子で集まり、その日その日、みんなで何をしたいか意見を出し合って、朝から夕方まで、自由にすごそう!というのです。

私は末娘と参加し、一応、スタッフとして関わったのだけど、この奥山で、同じ学校の子たちと過ごす時間をたくさん送れて、幾人ものママ友たちと親しくなって、子どもたち同士が誘い合って遊ぶことができるようになりました。

大きな、大きな、変化です。

13年前、この奥山に家族移住し、希望する家族の移住のお手伝いをしていたときは、友達家族と一緒に過ごすなんて、なんの努力もなく、ごくごく当たり前にできていたことなのに、

末娘が保育園・幼稚園に通うために、2年半、奥山から離れ、去年、末娘の小学校入学を機に戻ってきたときには、

親しくしていた家族はほとんどいなくなり、まちからスクールバスで通うようになった家族が増えていて、

コロナのこともあってか、学校の感じや、保護者同士の付き合い方も変わっていて、

末娘も、学校に慣れなくて、「かあちゃんもいっしょに来て」と乞われて末娘と母子登校したり、お休みして馴染みのあるまちの居場所で過ごすことも多くなったりで、

奥山に、新たに移住してきた家族とも、親しくなる機会を持てないまま・・・だったんです。

今年、2年生になり、末娘が自転車に乗れるようになってから、ご近所の子どもたちといっしょに自転車ツアーするようになり、少しずつ、付き合いが始まってましたが、

今回の、寺子屋プロジェクトで、一気に、親しくなれた気がします。

私は、やっぱり、子どもたち(わが子以外も)といっしょに自由に過ごすことが、大好きな人なんだなあ。

何をやっても、やらなくてもいい、寺子屋の時間。

朝のミーティングで、やりたいことや、その日の気分を、一人ひとり伝えて、なんとなく、その日どうするかは、決めるけど、気持ちなんて、瞬間瞬間、移り変わっていくもの。

目の前で工作やってる子がいたら、自分もやりたくなってしまったり、
(スライムづくりが、ブームになった日もあった)

川遊びに行って、すいか割りしたり、

本気の人生ゲームをしたり(大人も子ども混ざって、何回戦したやろ)、

カードゲームにはまった高学年女子たちが、大人を片っ端から誘って、その実力を見せつけたり、

お昼ごはんを作りに調理室に行ったら、いただき物のきゅうりを切る仕事があって、初めて包丁を握ったら、楽しくて切り尽くしてしまったり、

いただき物の大量の片栗粉を消費するために、毎日、わらび餅(味を変えて)や揚げドーナツを作ったり、

地元の山歩きのベテランスタッフと、滝まで冒険ハイキングに出かけたり、

みんなで作ったごはんとお味噌汁が美味しすぎて、何杯もおかわりしたら、眠くなってお昼寝したり、

むかし、山仕事のときにお弁当を背負うために使った網袋を、地元のおかあさんに教えてもらいながら作ったり、

「外に遊びに行きまーす」と、やりたい子たちでおにごっこやかくれんぼ・・・。

いろんなことをやりました。大きな事故もなく、無事終えられて、大人も子どもも、この奥山で過ごす経験値を大きくあげる機会になりました。

実施前に、何度も話し合いをして、リスクマネージメントの自主研修もして、その日その日、話し合いでやることを決める、というやり方に、不安を覚えていた人が幾人もいたけど、

やることを決めなくても、こうしてみんなで楽しく安全に過ごせる、ということが証明されたことで、みんな自信をつけられたんじゃないかな。

最終日には、学校の先生方も何人か来てくださって、いっしょにごはん食べたり、子どもたちと話したり。

異学年の子たちが、大人も混じって、自由に過ごしている様子を見ていただけました。

この寺子屋がきっかけで、「夏休みの宿題の絵を完成させよう会」「自転車で隣の隣の集落の川まで行って遊ぼう会」も、勃発しました。

さらに、寺子屋のときに、海で採ってきたシーグラスや鉱物をテーブルに並べて、図鑑で調べていた大人の姿を見て、自分も採りに行きたい!と言い出した末娘。

お友達も誘って、夫の車で海まで一日旅行する機会も作れました。


とまあ、こんな夏休みも、終わろうとしています。

宿題の絵と絵日記はかけたものの、先生手作りのプリント集は行方知れずで、
2学期も、今までと変わりなく「マイペース通学」する気の末娘。

これからの、近所の子たちとの活動の展開も、楽しみです。

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