学校ゲームの落とし穴:かあちゃん、プールカード記入忘れた!からの、夫婦連携リカバリー
奥山の1学年数名の小中学校に「マイペース通学」する小2の末娘。
今週プールの授業が始まって、思いの外、楽しみにしていて、
2回目のプールのある今日も、笑顔でスクールバスに乗って登校。
平和な一人時間を楽しんで、お昼ごはんを、
在宅勤務の夫と二人で食べ終わり、
ふとスマホを見ると、
末娘の通う学校から着信が入っていた。
心当たりなく、折り返し電話すると、教頭先生が出でくださり、
「担任からだと思います。伝えて確認しますね」と、一旦、電話を切った。
「なんだったのかな?」と思ったところで、気づいた!
やばい!!!
今日のプールカード、記入し忘れてた!
今朝は、早朝から、獅子舞がやってきて(詳しくは↓)、
スクールバスに乗るのがぎりぎりになった。
プールバッグと水筒は、持たせたものの、
ああ、肝心のカードが未記入のままだった。
全国標準なのか知らないけど、うちの地域は、
水泳の授業に参加するには、指定の水着や名前入りの帽子などの他に、日付、体温、参加の可否、そして保護者の押印の入ったプールカードが必須。
保護者あての文書には、
「押印がない場合は、水泳には参加できません」と明記されている。
いままで、四人の子を育ててきて(上三人はすでに高校生以上)、
プールカードの記入を忘れたことは・・・・・多分ないと思うのだが、
ああ、年のせいだろうか。
かあちゃん、ボケが進んだかも。
食後、くつろいでいる在宅勤務の夫に、すぐさま相談。
「プールカード忘れたんだわ。学校まで送ってくれない?」
「いいよ」
ああ、ありがとう〜!
そして、学校に電話し、担任の先生につないでもらい、
「プールカードのことですよね。記入しに今から学校行きます!」と伝える。
先生は、すでに、末娘と相談して、
「水泳」には参加できないけど「水に足だけでもつける?」という提案で
折り合っていただいていたようだ。
「おかあさん、どうやってくるの?」
(私は、車の運転をしないので、学校へは徒歩か自転車が基本)
「夫の車で行きます」
「では、玄関でまってますね」
で、すぐに夫の車に乗せてもらって、
「学校に着いたら、カード記入して、すぐに戻って来るから」と
言い残して、学校に着くなり、飛び降りる。
「先生、ありがとうございます〜」
持参したボールペンでさらさらと記入し、押印欄にサインして
(「体温は36.5度でいいですか?」「あとで計っときます」という謎の会話も差しはさみながら)、
「これでお願いします」と先生に手渡す。
末娘の姿を見つけたので、
「忘れてて、ごめんなあ。かあちゃんボケてるから、プールバッグもカードも、自分で確認しといたほうがいいで。よろしく!」と言い放って、
夫の待つ車に飛び乗って、家まで帰った。
こういう、学校の慣習的ルールで、親も子も先生も苦しんでいることって、たくさんあるなあと思う。
去年、末娘が入学して初めてもらった文書が、「なかよし」と題した生徒指導のお便りだったのだが、
「毎日、筆箱の中に削った鉛筆5本を入れてもってくること」とか、
「体操服を忘れたときは、体育の授業に参加できません。学校からの貸出もしませんし、兄弟間の貸し借りも禁止します」とかあって、
末娘に伝えたら、とてもびっくりしてた。(もちろん、わたしも)
上の子達のときには、そんな決まりごと、なんにもなかったのに、
(1学年数名の小さい小中学校で、そもそも生徒指導のお便り自体なかった)
コロナの中で、いろんなことが、あったのかな、と思いつつ、
担任、教頭・校長先生やママ友の方々に、素直な驚きを伝えた。
すると、今年度の「なかよし」は、「子どもたちの意見も聞いて取り入れた結果」、大きく改定されていて、
鉛筆は削らなくてもOKになったし、体操服を忘れても、「子どもと相談して、授業への参加の方法を決める」ことになり、「赤白帽は貸し出しますので、使用後は選択して返却してください」とまでなっていて、
「先生、ありがとうございます〜」と、心底、安堵した。
先生も子どもたちも(保護者も)、どこかで前例踏襲を容認(尊重?)しているだけのことで、
違和感があれば、それを素直に伝え、改善案を思いつけば、素直に提案してみればよいのだと思う。
今回のプールカードについては、もし、まちから通学している子だったら、私のような技は使えなかっただろうし、
”インターネットによる「学校への出欠連絡システム」を使って、連絡すればいいことにすれば、カード忘れで水泳できない事態は回避できるかも”
と、担任の先生に提案してみた。
これがきっかけで、残念な思いをする人たちが減ったらいいなと思う。