性犯罪・性加害⑥
※性犯罪について少しずつお話します。
いっぱい話すと読んでくださる方にご負担かもしれないので、少しずつ。
性犯罪加害者に対する誤った捉え方の一つに
「性的に満足できていないから犯罪をした」というものがあります。
これは、部分的には「そうだ」と言える側面もあるかもしれませんが、
「そうではない」ことの方がほとんとです。
「性的に満足できていない」以外の問題が多々ある、ということです。
「性的に満足できていないから犯罪をした」と捉えている場合、
・交際相手ができれば性犯罪をしないだろう
・結婚すれば性犯罪するはずがない
・性風俗店にでも行って性欲を満たしてくればいい
など、性的欲求を満たす方法だけを考えるようになってしまいがちです。
性犯罪加害者本人だけでなく周囲がそう捉えていると、
特にパートナーは
「私が性的な満足を与えてあげられなかったせいだ」
と自責感を抱く場合もあります。
このような誤った捉え方をしていると、
適切な再犯防止策に取り組む機会を失い
結果的に、再犯を繰り返しかねません。
“性的に満足できていないこと以外の問題” は、何なのか。
自分では薄々気づきながらも、認めがたい何かがあるかもしれません。
自分も家族も気づかないうちに、問題が蓄積しているのかもしれません。
性犯罪は、「性欲」だけで起きるのではなく、
「性欲」だけを満たせば解決するものでもない、
これを理解する必要があります。
===
大阪駅・梅田駅徒歩10分
地下鉄中津駅すぐ
大阪中津臨床心理カウンセリング
http://osaka-shinri.site
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?