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「うさぎ跳び」復刻! オリジナル練功法「兎突(うさぎつき)」

スポ根の象徴「うさぎ跳び」。
今やすっかり行われなくなったが、これはそもそもやり方が誤解されているのではないか?

…と考え、オリジナル練功法「兎突(うさぎつき)」として復刻を試みた。

これは、日本剣術・日本武術に必要な身体を養うのに大変よい練功法だと思う。
ぜひお試しを!

これは、決して足で跳ぶのではない。

刀と身体を一致させ、「肚」を捉え、丹田を十分にする。
すると、突きの「気(機、起)」が起こる。

これに沿い、刀でスッと突き込むと、身体全体が前進する。

慌ててピョコピョコ跳ぶ必要はない。
丁寧に身体を観て、突きの「気(機、起)」をきちんと捉える。

最初は、まず1回進めるか試してほしい。
グラついたらアウトなので、最初からやり直す。

最初から最後まで、身体から眼を離さないことが肝要。
特に「突く瞬間」に眼を離しやすい。
眼を離すとグラつく。

「残心」が非常に重要になる。
残心を行わないと、不思議なものだが、その前がダメになるのだ。
「残心をきちんと行おう」という気持ちが、その前の事象に影響する。

これは推測だが、うさぎ跳びというのはおそらくこのような形で、どこかの流派の練功法として存在していたものなのではないだろうか。

それを、おそらくは軍隊が採用し、ピョコピョコ跳んだりタイヤを引かせたりして、単なるスパルタ・シゴキにしてしまった。

そうすると、日本剣術・日本武術の身体観を養うための練功法が、単にキツイだけのワークに堕してしまう。
これでは、廃れてしまうのも仕方がない。

同じことは「正座」にも言える。
正座こそは日本の身体観の基中の基であり、じっくり練らなければならないものだが、近代体育や軍隊教練ではこれを「罰ゲーム」にしてしまった。

高校時代に所属していた弓道部において、何か問題が起こると「1時間正座して反省」ということが行われていた。
あれは今でもやっているのだろうか。

もしやっているなら直ちにやめて、「毎日1時間正座で練功」に変えるべきだ😅
そのほうが、弓道が強くなると思うのだが。
(もちろん、正しい方法で行わなければならない。罰ゲームやシゴキだと思い込んでいるうちは効果はない)

話が逸れたが、ともあれ、「兎突」をこの動画のようにやっていただければ、近代体育とはまったく異なる身体観にて成り立つ練功法だということがご理解いただけるのではないかと期待している。

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