【FTM風呂パスグッズ】おすすめエピテーゼの海外製transtheticsの大浴場、温泉での使用感を語る
FTMのエピテーゼの比較やおすすめに関する記事です
２０２４．９.１７更新
ご訪問ありがとうございます。
今回はFTMのエピテーゼのことだけの記事なので興味がない方はスルーしてくださいませ。
まだホルモン療法も中途半端で性別適合手術をする前だった時代、最も過酷だった風呂トイレ問題。（さすがに風呂はオペ後）
自宅なら自由だし安全なんだけど外出や旅行先ではそうもいかない。
その辺のライフハックも随分研究したけど、あの時期の大半はそんなことに時間とエネルギーを使っていたと思うとなんだかもったいなかった気がする(笑)
行き着いた究極の結論は、自然で目立たぬように生きること。
FTMの中にもおっしゃれーが好きな人とかいると思う。
私もファッションは好き。特に胸オペをして気兼ねなくＴシャツ１枚でいられるようになったら服装にもこだわりたくなってきたよね。
でも、男性の中にしれっと存在することが風呂やトイレの過ごし方。
目立つと視線も同じだけ集まってくるから。
エピテーゼの側面
エピテーゼを使い続けて感じたことのひとつ。
第一にFTM当事者の不を満たすためのエピテーゼは、私は男性社会に対する配慮でもなると思う。
義眼や義肢なんかも当事者のために作られているのは絶対的だけど、実は社会を円滑にするためにも役立っていると思うんだよね。
当事者じゃないとわからないことがたくさんあるから、変に気を使わせないとか、自然でいるために。
公衆浴場や温泉がそれぞれの性別に分けられているのは、その性別の人たちの安全を守るため。
襲われるとかそういう問題じゃなくて、せっかくのリラックスの場を混乱させないことも大切だと。
FTMが男湯に配慮してほしいと願うのは私はお門違いだと思っている。
「自然かどうか」はエピテーゼも一緒。
良くも悪くも理想が高い私。
エピテーゼも見栄えや使い勝手やクオリティ、そしてコストパフォーマンスのバランスにこだわり検討してきたモノ、使ってきたモノの個人的感想です。
まぁ、裸になることがなければFTMは日常生活ほとんど困らないのですが「お風呂を楽しみたい」は私の切実な願いでした。
貸切風呂とかじゃなくて、「あ、風呂（サウナも）行きたい」って思い立った時に行きたい。
何もつけないでさっと隠してささっと入るテクニックも習得したけど…そうじゃない（わがまま）
それで、エピテーゼが欲しくなって今までいくつかの商品を使ってきた。
エピテーゼもどんどん進化してよりスマートに、機能的になっているのは開発に尽力してくださった人たちのおかげでございます。
初めて買ったエピテーゼ
サイトや会社の名前は忘れてしまったけど…もう10年以上前になるかな。
当時メディテックという会社ともう一つぐらいしかネットで探せる会社はなくて、でもメディテックは本格的だから20万円ぐらいしたんです。
しかも本格的すぎて装着したら排尿できないとか…
むむむ…と思っていたら、10万円ぐらいで買える会社を見つけて。問い合わせて都内のオフィスに訪問しました。
丁寧親切に商品の説明をしてくれて、手に取らせてもらってその場で買って帰ったなぁ。
それは尿道は塞がれないけど、剃毛してから2種類の接着剤を混ぜて貼り付けるやつで、毛はエピテーゼにもついている。
自宅に持ち帰り、「それ」だけ床に置いてある状況は言葉にならない…
銭湯に行くと決めたら、まず毛を剃って、接着剤を混ぜて、カーペットとかにこぼさないように気を付けて貼る。
貼ったら…下半身丸出しで10～20分待つ(笑)
確認と後片付けで小一時間はかかる。
そのまま剥がれないようにパンツとパンツを履いて、存在をちょっと気にしながら車を運転してスーパー銭湯に行く。
風呂に入っても着替えるときも「取れるかもしれない不安」を感じながら…
接着してもうまくつかないことがあるのだ。
接着面が結構広いので毛は広範囲に剃ると、人によっては毛が足りなくなる恐れも(笑)
いろいろ不満を挙げたらキリがないけど、「それ」のおかげで温泉やスーパー銭湯に行けるようになって自分の行動範囲が広がって幸せだった。
もちろん外した後の股間は誰にも見られたくない悲惨な状態がしばらく続きます(笑)
これは４～５年使ったかな。
毛を剃らなくていいエピテーゼ
次に買ったのは、musk凸というエピテーゼ。強力な磁石が内蔵されていて、別のヘアピンを改造したようなものにも磁石があり、毛でピンを固定してエピテーゼを装着するというもの。
値段もかなり安くなって４～５万円で買えた。
何より剃毛や接着の手間がないから持ち歩けば出先のトイレとかでさっと付けられるのがよかった。
ただ、こちらもやはり毛の量が少ない人だとピンがしっかり固定できない。
エピテーゼ自体にも結構重量があって、油断するとピンが引っ張られてピンごと脱落するから、はじめのピン固定が成功するかが重要。
髪の毛以外にヘアピンつける経験、なかなかないだろう(笑)
結構使いたおして感じた一番のデメリットは磁石。
カバンの中に通帳やカードとか時計を一緒に入れておくと強磁気の影響ですぐダメになってしまうのだ。
飛行機を利用するときも、空港によって保安検査場の厳しさが違うのでセキュリティちょっと心配。
あとは大きさ。
日本人平均より大きめで重いので身長には恵まれたものの細身な私には不自然に感じられた。
それからだんだんと「エピテーゼつけないで堂々と入った方が自然なんじゃね？」と思うようになって、何もつけないで入浴することが増えたけど、混雑具合とか子供がいないかとか設備が気になってしまって風呂に行くこと自体躊躇するようになってしまった。
（純粋無垢で予測不能な子供の行動は油断できん！という持論ｗ）
もっと自然なエピテーゼはないだろうか…
そこで出会ったのがアメリカ製のエピテーゼ。
アメリカ製transtheticsのエピテーゼ
今までのデメリットがすべて解消された形のエピテーゼを発見した。
ただ、ミニペニスの手術を済ませた人か、結構肥大している人じゃないと付けられない。
構造は陰茎のみで玉はない。内部が空洞になっててミニペニスに被せる形状。装着が楽。洗浄も楽。装着時に内部を真空にすると安心フィットしやすくて、磁石や接着剤がなくてもピタッとフィットしたまま入浴できる。
よほど激しい動きをしなければ多少ブン回しても(笑)外れない。
これは自宅で検証して自分の股間との相性を試したほうがよさそう。
（おれはなにをやってんだ…）
陰嚢がないから一瞬の印象さえパスできればいいという方が向いていると思う。ただ、毛も剃らなくていいし過去で一番自然に近い。
長さは一律８.５センチくらい。
長すぎないところがまた自然でよい。
持ち歩き用の巾着もセットで、モノ自体も陰嚢がない分ポケットに入れておけるコンパクトさ。パンツの中に隠しておいてもいけるかも。
私はミニペニス手術はしていないので緩くないか不安だったけど、今までの中で一番安定感があってよかった。
比べようがないけどたぶんホルモン療法で肥大している人はたいてい大丈夫なんじゃないかと思う。
一応サイトには1インチ（2.5センチぐらい）育っている人が適応とのこと。
それよりも海外サイトなのでちゃんと買えるか、届くかのほうが心配だったな…でもレスポンスもちゃんとあるし外国にしては丁寧で迅速。
だいたい3週間くらいで受け取れたかなぁ。コロナの影響がなくなればもっと早く到着するかもしれません。
ドル高円安なのも痛いけど…それでもトータルで3万円くらい（当時）！
サイズも不自然なデカさも解消されて私としては大変いい感じです。
興味ある人はこちらがサイトです。
私が使っている商品は The Rod – Lightweight and Realistic Penis Extension (Cut & Natural)
種類は包茎（Natural）かむけてるか（Cut）
色はライト、ミディアム、ダークの３種類。
（私は色白なのでライト。日本人なら大抵ライトが自然なんじゃないかなぁ。自然派なのでほーけーを選んでます）
使い方は、エピテーゼの中が空洞で筒状になっているので、根元をくるっとめくってミニペニスにはめ込み、めくったシリコン部分を元に戻すだけ。
トイレでもさっとできるし、車の中で事前に装着して行ってもいい。
超簡単。
メリット
毛をそらなくていい
接着剤がいらない
磁石もいらない
動きやすい
コンパクト
尿道形成している人はそのまま排尿できる
自然（主観）
デメリット
ミニペニスが小さいと難しい（根元から約2.5センチ以下）
陰嚢がないのでじっくり見られると変
円安（それでも従来のものよりうんと格安）
このぐらいじゃないかなぁ。
よくよく考えたら、他人の股間も陰嚢もじっくり見ることってないんですよ。
それなら自然体でいるために印象だけ整えたらいいわけで。
私にとってはとてもいい買い物でした。
英語サイトなのですが翻訳を使えば全く問題なく理解して手続きが踏めます。もしご希望の方へは可能な範囲でサポートできるかもしれないのでご連絡ください。
※購入に関しては自己責任でお願いします。
また、個人的に相談したい人はこちらからコンタクトとってください！（エピテーゼ相談、zoom相談は無料です）
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