自分の人生から逃げない

「自分の人生の方向はこれで合っているのか？」
そう思ったことが1度はあるんじゃないかなーと思うのですが、いかがでしょう？

今はそう思うことが少なくなりましたが、
FTM当事者として性転換を考える頃から、手術を終えたしばらく後までこの問いが続いていました。

女としての性を受け入れないのは逃げなのかもしれない。
性転換して生きるのは逃げなのかもしれない。
本当に手術をするべきなのだろうか。
後悔しないだろうか。

どっちにせよ「決めたことからは逃げない」大事さを人生で学びました。
「逃げなければ実現する」ということも。

性転換、起業、入籍、、
すべて覚悟がいることで、実現したものは全部逃げずに取り組んできたことです。

反対に実現しなかったのは、プロサッカー選手になること。

10代は女子サッカー選手を目指して某チームの下部組織に自ら懇願して身を置いたことがあります。
ハードスケジュールさ、男性として生きたい思いが強くなって途中であきらめ、サッカーとは疎遠になっていきました。

FTM当事者でも女子サッカー選手として活躍している人がいます。
サッカー選手になる夢を諦めないでハードなトレーニングや性別の違和感を感じながらも逃げずに努力しているから。私は尊敬しています。

私はサッカー選手をあきらめた代わりに用意された環境は、20代前半で戸籍上男性になって社会に出て、起業するという結果。

もし女子サッカー選手という道を逃げずに取り組んでいたら、性転換も起業もやっていないかもしれません。

何かを得るために何かを失うことはマイナスではない。
というのも人生で学んだことです。

もしも、どれにも覚悟を持たずにやっていたら
今私はどんな人生になっていたんだろう。
どれも自分にとって中途半端で、なんの達成感も感じられなかったかもしれない。

進む方向性や自分の判断に自信が持てなくなったり迷うことは必ずあるので、時に立ち止まるのもOKで、人生の路頭に迷ったときは

本当に生きたい道なのか。
そこに向かって逃げずにやりきる覚悟はあるか。

この二つをポイントに振り返るようにしています。

盲点は、進むべき道から逃げるもっともらしい理由を自分でつくってしまうこと。
すると何度も同じ壁にぶち当たります（経験済み）

人生の成功はの定義は人それぞれだけど、達成方法は意外とシンプルなのかもしれませんね。

- 人生をよくするセラピスト