【8週目】目標を愛せているか?
目標を立てたまでは良かったけど、しばらく日が経っていくと
「あ~今日もやらないとな~」
とか
「しょうがないから、やるか~」
となり、いつのまにか
「面倒くさい・・・もうやりたくないな・・・」
「目標見ると・・・なんか嫌な感じする・・・」
って、なっちゃいませんか?
目標に対して、こういう思いをもっていると目標は実現できません。
前回の記事で、目標を達成した自分から、今の自分にアドバイスするワークをお伝えしました。
実際にやってみた方の中には
「そんなこと言っても、アドバイスなんて浮かんでこないよ!」
そんな方もいらっしゃったと思います。
その原因は、目標を愛せていないから。
目標を愛せるようになると、達成のためのアイディアが湧いてきて、目標を見て苦しんだり、憎んだりすることがなくなります。
愛してくれる人に、目標は近づいてくる。
意識の世界では、行動することで自分が目標に近づいていくと理解されていますが、無意識の世界ではそれが逆になります。
無意識の世界では、目標が自分に近づいてきます。
無意識の世界には未来や、過去も全てが今存在しているから。
つまり目標として思い描いた未来が、現実としてやってくるという認識です。
そう考えたときに、その目標を愛せているかどうかは、目標達成においてとても重要なこと。
例えば、
あなたを憎んでいる人がいたとします。
あなたはその人のもとに喜んで近づいていきますか?
できるだけ近寄りたくないですよね。
同じくあなたを嫌っている人がいても、近寄りたくないと思います。
あなたを憎んでいる、嫌っているということは、相手はあなたに近づいてこないで欲しいと願っているということです。
それを感じて、あなたも近づかないようにする。
それと同じことです。
潜在意識も、あなたが嫌ったり、憎んでいるならあなたに近づかないようにします。
目標も同じです。
あなたがその目標に義務やノルマといった感情をもった時点で、近づいてこなくなります。
義務や、ノルマといった感情をもつということは、その目標を嫌っている、憎んでいることと変わりがないからです。
行動そのものを愛する
「目標が実現されれば、それを愛することはできるけど、実現されていない目標なんて愛せない!」
それは目標に対する考え方が間違っています。
目標に対して行動、一歩一歩に対して、
「今日はここまで近づけた!」
と愛情をもつことで、目標は確実にあなたに近づいてきます。
行動をひとつ一つ継続していくことで、目標は達成されます。
でも、行動を継続していくためには、行動に対する愛が必要。
「実現するといいな~」
という考えは、結果を愛しているということで、行動そのものを愛せていないということになります。
実現してない状況でも、その行動、一歩一歩を愛してください。
そうすれば、意識して行動を積み重ねることができて、無意識の目標があなたに近づいてきます。
例えば、あなたが店員で、目標達成がお客さんだとしましょう。
あなたはお客さんが店に入ってくれるように、広告を出し、店頭を綺麗に装飾しました。
そうすると、ようやくお客さんが入ってきてくれました。
お客さんは店内を見渡し、商品を手に取っています。
あなたは、お客さんのもとに近づいて商品の説明をします。
でも残念ながら「今日はやめておきます。」との返答。
この時、あなたはどのような行動をとるでしょうか。
もし
「なんだ、買ってくれないのか・・・じゃぁいいや。バイバイ。」
そんな態度をとったなら、それは必ずお客さんに伝わります。
お客さんがあなたの店に入ることは二度とないでしょう。
でも
「入ってきてくれただけで、ありがたい!そして商品も見てくれた。見に来るだけでもいいから、またぜひ来店して欲しい!」
そういう思いがあったなら、笑顔のひとつもでるでしょう。
すると、かならずお客さんはもう一度来店してくれます。
できることしかできない
目標を設定したときに、達成できていな部分を見るのではなく、達成に近づいた一歩を見る。その一歩を踏み出した自分を愛してあげる。
先ほどの店員とお客さんを例にすると、商品が売れなかったことに焦点を当てるのではなく、店内にお客さんがきてくれたことに焦点をあてる。
そして、店内のお客さんを呼べた自分、を愛してあげるということです。
自分にはこれしかできない、これだけしかもっていないと感じているということは自分自身を憎んでいることになります。
自分の子供が初めて「ママ~」と話したときに
あなたはその子供に対して
「お前はそれしかできないのか!ママなんて言えても意味ないんだよ!」
っていいますか?
いいませんよね。
自分の潜在意識を、自分の可愛い赤ちゃんだと思ってください。
そんな否定されて赤ちゃんが育つわけありませんよね。
「すごいね!やったじゃん!!」と褒めてあげらないと育ちません。
それと同じように、自分のできないことを悔やむのではなく、できることをやる。そして、できた自分を愛す。
できないことを悔やんでも、できないことはできないんです。
はじめて言葉を話せた赤ちゃんに接するように、自分のできたことに愛を注いでください。
できたこと、わかったこと、理解できたこと、行動できたことに焦点を合わせて、それを愛してあげてください。
ないものではなく、あるものを見る
ビジネスを始めたいとは思っているけど、
「お金がないからできないよ!」
と言う人が多くいます。
でも、これは自分を憎んでいることになります。
自分を憎んでいるわけですから、目標を達成できるわけないですよね。
自分に駄目だ、嫌いだと言っているんだから、駄目で嫌いな自分が出来上がります。目標達成できた自分なんてそこには存在しません。
ではなぜ「お金がないからできないよ!」という考えが、自分を憎んでいることになるのか?
「お金がないからできないよ!」ということは、
「お金はこれだけしかない。ほんのこれっぽっちのお金じゃ意味ない・・・」
と、お金を憎んでいるから。
お金を憎んでいるということは、つまり
それっぽっちのお金しか生み出せない自分を憎んでいることになります。
頑張って、努力して生み出したお金です。
その頑張りや努力を一切無視して、
「たったこれだけしかない!」と自分を否定している。
「ママ~」と初めて喋った赤ちゃんを叱っているのと一緒ですよね。
これでは目標を達成できません。
ではどう考える人が目標を達成できるのでしょうか?
それは、あるお金で何ができるか考えられる人です。
あるお金を見るということは、自分ができたことを素直に受け入れていることになります。
自分の貯めたお金に愛情をもっています。
頑張ったこと、努力したことにも同様の愛情をもっています。
「よくやったな。よく頑張ったな。」
そう自分を愛しているのです。
そうであれば、継続して頑張ったり、努力することができるのも頷けます。
まとめ
目標に義務感を感じるのは、目標を愛していないから。
目標を愛せていないのは、できたことではなく、できていなことをみているから。
目標を愛するためには、初めて喋った赤ちゃんを褒めるように、自分がやったことを褒めてあげる。結果よりも、自分の行動を愛してあげる。
目標にむけて進む一歩一歩を愛することで、目標を愛することができる。
つまり、出てない結果や、至らない部分をみるのではなく、できたこと、わかったこと、成長したところを見て、それを愛する。
そうやって目標を愛せたときに、目標を既に達成した潜在意識があなたに近づいてきて、目標を達成するためのアイディアやヒラメキが生まれる。