朝、起きられない子ども。あなたならどうする?
ある事例。
高校生が朝、中々起きられない。いつも昼から登校する。
先生の「モーニングコールしようか?」に対して、
「ほっといてくれや!俺の人生や。」と反論。
この生徒に対して、どう対応するのがその子にとっていいのか?
本ブログでは、この事例への対応の仕方について補助線を引いていこうと思います。
さて、「ほっといて」に対して、
「分かった。じゃあそれでいいよ。」と伝えるのはどうだろうか?
生徒の自己決定を尊重しているように見える。最近の不登校の生徒に対しての大人の対応としてこれが一番多いように私は感じる。
しかし、ここで大人の対応として最も大事なことは「生徒の本当の願いを汲み取る」ことです。
「ほっといて」と言いつつ、昼からは学校に登校する。だから、学校には行きたい。でも、あの友達と色々あって…とか、家で弟の面倒を見てて…
など、生徒には複雑な問題が絡み合っています。ただそれを素直に大人には言えない。もしくは自分でも起きられない要因がわかっていない。という場合もあります。
だから、周りの大人は生徒が本当はどうしたいのかを明確にし、その選択をできるようサポートしないといけないんです。
「どうやったら起きられる?」
「家でなんかしんどいことないか?」
など、何度も尋ね、生徒に
「この大人なら話聞いてくれるから話してみようかな…」など伝える必要があります。
ただ、ここで注意したいのは、「学校に行くよう誘導してはいけない」ということです。
生徒の本当の願いを聞く「学校に行きたいんでしょう?こうすればいけるよ!」と伝えるのは先生のエゴの押し付けになってしまいます。
まずは生徒の心の底からの思いが出るまで待つ。
それがこの生徒にとって必要だと思います。
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