パリ、ルーブルで世界のアートに触れたい
初の写真展、陰翳礼讃展は2月16日〜18日の三日間の日程で開催されました。ちょうどその頃、パリに出展しませんか?との打診を陰翳礼讃の共同主催者のRikaTanakaさんからお話をいただきました。とても興味深くて、すぐ「行きたい」と思いました。
パリに行くに当たっては相当な費用が必要になります。その際に各方面に想いを伝えようと思い、キャッチコピーを考えました。もともと、上記陰翳礼讃展は淡路島の美しい風景、懐かしい場所を写真として残したいことから始まりました。これは、もっと広い視野で言えば「日本の美」を表現したいという考えでもありました。
そこで、パリ行きの大きな枠組みとしては「日本の美を世界に写真で伝えたい」といったコピーが浮かび、それに沿ってスポンサー探しを行い始めたんですね。
ただ、この活動は実際なかなか成果をあげられず、正直困り果てていました。(今もまだ困っている途中ではあるのですが)さて、このことについて、発信することに長けたある知人に相談しました。そこでいただいた助言は、「目的がずれているから伝わらない」との鋭い指摘でした。私はこのことに衝撃を受けつつも、ごもっとも!と膝を打ちたい気分人になりました。
さて、相談内容について詳しくは別記事に書きたいのですが、パリに行く目的を深掘りしていくとあることに気づいたんです。
昨年、兵庫県立美術館で「ルーヴル美術館展 愛を描く」という展示があったので、先に行った人に感想を聞きました。その際に、感想の内容はともかく、僕は「来年ぐらいにフランスやオランダに行って世界の名画に触れたいんです!」と話していたことを思い出しました。
ここまで書くと勘の良い方ならお気づきのことと思いますが、「パリの目的それじゃない?」と気づかせてくれたんです。要は、パリに行って圧倒的なアートに触れたい。これなんです!もちろん日本の美は大切なんですが、それはあくまでパリに持っていく作品のテーマであって、動機や目的とはずれていたんです。
そのことに気づいて、早速ある方に相談すると、即座にスポンサーとして名乗りをあげてくれました。その後にも数人の方が名乗ってくれ、少しずつですがスポンサー様が出てきています。
まだまだ先は長いのですが、今後はパリのことに関わらず、目的と手段を間違わずにしっかりと想いを伝えるということの大切さを胸に刻んんでおきたいと思います。