#5 放物線式から学ぶ正しい打球の飛ばし方
こんばんは。マン太ぽこです。
福井県に本拠地を移してから早2ヶ月、出張生活も終盤へと差し掛かりましたがここに来てnote熱が再燃。今週も記事を書かせて頂きたいと思います。
さて、今回の記事では技術指導…と言うのもおこがましい話ですが打球の飛ばし方について物理の知識も交えながら?語っていきたいと思います。
1番よく飛ぶ放物線の角度は『45°』
こちらの式は何でしょうか?そう、放物線の式です!
y=0, 初速vo=150, 重力加速度g=10, 角度θ=45°とすると距離xは『7.5』となります。
さらにθ=40°に切り替えて計算すると『7.38(45°と比べて1.6%Down)』、θ=50°でも同じく『7.38』
おおっ〜!!!
なんとたしかに45°をピークに距離が減ってはいますね!よく「バットの角度は45度で」という言葉を目にしますが理論的な話であることが証明できます。
ちなみにもう少し検証して45°より1°低いθ=44°とすると、『7.49(45°と比べて0.01Down)』という数字が出ました。やはり45°が距離の最高値となるようです。
ただし、摩擦力など他の力が合わさった結果少し低い41°前後がベストだという意見もあります。
スイングスピードは早い方が良い
先程は角度θにFocus Onしましたが、それだけではどれだけ変わるのか皆様にはピンと来ないはずなので、次は初速度vo即ち『スイングスピード』に観点を置きたいと思います。
まず、y=0, 初速vo=150, 重力加速度g=10, 角度θ=45°とすると大体距離xは『7.5』となります。
そこでスイングスピードを少し上げvo=151としますと距離xは『7.55』、さらに角度5°の差で0.12の差が着いたことから距離xを7.5+0.12の7.62で逆算をしてみるとvo=『152.4』…
なななななんと!!!努力して5°もバットの角度を変えて手にした距離xを2.4km/hのスイングスピードの向上で追いついてしまいましたね…
マン太ぽこ調査では高校生の平均スイングスピードが120km/h、プロ野球北海道日本ハムファイターズの中田翔選手が166km/hなのでまあ、つまりはまあ、そういうことです。。。
結論『打球を飛ばす為にはスイングスピードを向上させよう』
バットの出る角度、大まかに言うとバッティングフォームもある程度大事ではありますが、検証の結果を見る限りはやはりスイングスピードを向上させる方がより効率的なのではないかと思われます。
確かに角度を付けて打つのが合う人もいれば水平にバットを振るのが合う人もおる訳だし、無理に角度を変えてフォームを見失うのも良くは無いからな。。勿論フォームを固めるのは大事ですがね!
ちなみにメジャーのネルソンクルーズ選手は172km/hのスイングスピードを記録しているので、皆様も頑張れば高校生から50km/h早くなるのではないでしょうか?
スイングスピード向上方法の良い参考文献も見つけたのでこちらもご覧下さい。
→http://god-of-baseball.oqojo.com/%E9%87%8E%E7%90%83%E3%81%A7%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%92%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%82%8B%E6%96%B9%E6%B3%95/
では、私も明日も朝が早いので今回の記事はここまでとします。
以上です!
マン太ぽこ