拗らせたポケットモンスターダイヤモンド&パールがあったならば②

 前回の文書「拗らせたポケットモンスターダイヤモンド&パールがあったならば①」では、慣れない恋愛の話をしたせいで非常に疲れて目の前がまっしろになり、気付いたらオレンジ色の建物の中にいた。もう恋愛の話はしたくない。ポケモンの考察なのだから、ポケモンの話がしたい。
 ダイパと言えば、やはりそのパッケージを飾るポケモン、ディアルガ・パルキアである。ゲームの題名「ダイヤモンド」「パール」の看板にふさわしく、ディアルガの胴体にはきらめくダイヤモンド、パルキアの両肩には艶のあるパールが埋め込まれている。しかし、ここで気になる点がある。「なぜディアルガのダイヤモンドやパルキアのパールはキラキラしているか」という点だ。
ダイヤモンドは、原石であるゴツゴツした透明な石を人間が削って(カッティングして)あの美しい宝石となる。パールも、貝から取れたよく分からん白い粒を人間が磨いて光り輝く。言ってしまえば人工の産物なのである。
一方で、ディアルガやパルキアは時を生み出したポケモン、パルキアは空間を生み出したポケモンとして、有史以前から存在するとされている。つまり、著しく天然の産物なのである。
有史以前の存在とされるディアルガ・パルキアに、人工物である、カッティングされたダイヤモンド・磨かれたパールが填っているのは非常におかしい。語られているポケモンの性質と、ポケモンの一部分を構成するものの性質に非常に大きな矛盾が生じている。ディアルガに填ってよいのはゴツゴツした透明な石だけであり、パルキアに填ってよいのはよく分からん白い粒だけなのである。

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一方で、考えを180度変えて、このようには考えられないか。
……ディアルガ・パルキアが実は有史以前の存在ではなかったのではないか
むしろ、人の影響を受けて生まれたものだと考える事は出来ないか。

本当に人の影響によってポケモンが生み出されるのか?
などと疑問に思う人がいるかもしれない。

シンオウ地方では特に、人やポケモンの感情に影響を受け、ポケモンが生まれたりポケモンの性質が変化したりする例が強調されている。
シンオウ地方には人の108つの煩悩が集まってできたとされるミカルゲがいる。
ゲームの序盤、まるで物語の伏線のように語られる赤いギャラドスは、人の為したことによりポケモンが変化した例である。

……ならディアルガ・パルキアは、どんな人のどんな影響を受けて生まれたのだろうか。
ポケモンの強さや性質に照らして、行動力や感情が相当強い人間によって生み出されたと考えるのが妥当ではないか。

そう。

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