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自分の子どもが欲しいから離婚して。

世間をに俄かに騒がす出来事。
もし。
自分がそう言われたら、受け入れることができるのだろうか。


タレントの磯野貴理子さん(55)が24歳年下の夫と離婚したことを番組で告白されました。

なかなか酷い言い草だと思う。
おそらく、子どもを望みにくいことは結婚当初からわかっていたはずだ。
その深刻さの受け止め方に、双方で食い違いがあったのではないかと想像してしまう。

女性のデリケートなアレコレについて、男性はどうしても楽観視しがちだ。
生理とか、妊娠とか、出産とか。ホルモンバランスだとか更年期だとか。
女性にとってはとても深刻でセンシティブな問題だ。
男性がいくら痛みを想像して寄り添ってくれたとしても、どう頑張っても当事者にはなれないのだから仕方ないことだと思う。

女性は頑張り屋さんが多い。
毎月来る生理のたびに、周りに辛さをアピールする人は少数派だ。
私たちは女性ホルモンに振り回されながら日々を生きている。
いつも何かしら感じる不調を平気なフリをしてやり過ごす女性の姿に、男性が問題の深刻度を図りかねるのもわかる。

だがしかし。
24も年上の女性と結婚する決心をした人が、子どもを理由にして離婚を切り出してほしくない。
これは、一人の女性として、願いにも似た気持ちなのだ。
理由が理由。
彼女たちは子どもを持てるよう、きっと手を尽くしたのだろうと思う。
その結果が振るわなかったとしても、それは初めからわかっていたことではないのか。

女性は、この手の問題をかなり現実的かつシビアに考えている。
自分の体の変化を、日々感じながら生活しているのだから当然だ。
だからこそ、子どもを理由に切り出されたら、もう何も言えなくなってしまう。
それは受け入れるしかない、呪いにも似た言葉。
どうしようもないことを、自分が一番わかっているからだ。

24歳年下の夫には、見通しが甘すぎた。
その覚悟のなさが、一人の女性を酷く傷つけた。
女性を傷つけた男性にも、心にしこりが残るはず。

結婚は勢いだというけれど。
その他の万事が整っていて、さあ、あとは入籍するだけですよ、という段階になって初めてそう言えるのだと思う。
とことん問題をクリアにして、二人の総意をつくってからでなければ。
こんな悲しい思いをする人がいなくなることを願ってやまない。



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