気持ちいいのはしてあげてるほう。

してあげる。してもらう。
気持ちいいのはしてあげてるほうの人。

頼まれもしないのに、積極的に人のためになにかしてあげる人。
その原動力は、たぶん自分が気持ちよくなることだ。

例えば、サプライズのプレゼント。
あげる相手の喜びそうなものを予想する。
渡すシチュエーションを考える。
渡す相手にバレないように秘密の作戦。
その行程はわくわくして楽しい。
そしてサプライズは大成功。
自分の予想がピタリと嵌まり、プレゼントは喜ばれる。
これにて秘密の作戦は終了!

さて、気持ちいい思いをしたのは、してあげる、してもらう、どっちの人だろう。
たぶん、自分の「してあげる」行動が報われたほうだ。

お節介な人はたいてい、「してあげる」ことが気持ちよくてお節介をしているのだと思う。
お節介と形容されてしまうような人は、自分の気持ちよさを優先しすぎている。
本当に相手が喜ぶのかという視点がさっぱり無くなってしまっている。
ありがた迷惑いらぬ世話というものだ。

行動の原動力が自分が気持ちいいから、であったとしても、もちろん喜ぶ人がいるのならば、「してあげる」ことは悪くない。
相手が押し付けがましいと感じるか否かが大切であって。

自分が思っていたより喜んでもらえなかったりして、想像していたのと違う反応が返ってきても腹を立ててはいけない。
せっかくしてあげたのに、と恩着せがましくすれば、すぐさまお節介な人のレッテルが貼られてしまうだろう。

「してあげる」を押し付けず、相手にも自分にもいい塩梅で関われる人になりたいなあ。



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