紙芝居師なっちゃん10周年個展『火と水と此処に居る』終了~作品紹介前編~
先週金曜日~日曜日の3日間、紙芝居師なっちゃんの活動10周年の個展を、鎌倉市の鎌倉芸術館ギャラリー3で開催しました。
コロナ禍にも関わらず沢山の方に来ていただいて、
感謝の気持ちをどう表現したらよいのだろう、というくらいに
感謝があふれてあふれて止まりませんでした。
本当に、本当にありがとうございました。
写真もいっぱい撮りました。記録に残したかったから。
ということで、ここで、個展の様子を投稿しようと思います。
本当にたくさん撮ったので、まずは、個展の作品(会場レイアウト)をご紹介します。
バーチャルな個展観覧みたいに見てくださったら嬉しいです。
ではでは、どうぞ!
会場には大きな中庭があり、竹がお出迎えしてくれてます。
すごいなぁ~シャキッとしますね!
鎌倉芸術館ギャラリー3は本当に、個展会場としてピカイチ。
今回、いわゆるカフェやレンタルスペースでの開催ではなく、
しっかりした『ギャラリー』でやりたかったんです。
たまたま、期日の間だけ、このギャラリー3が空いていたので、即予約。
最初はドキドキしましたが、ふたを開けてみたら、このギャラリーでよかった!!!と思いました。
10周年の作品を、立派なギャラリーで飾れたことで、自分の紙芝居が作品としてキラキラできるなぁ、って。立派になったなぁ、みたいな、巣立つ子供を見送る親、みたいな感覚にもなりましたwww
パノラマで撮ってくださった会場の様子。
会場のいたるところに、私の紙芝居作品がデデ~ンと飾られました。
意外に広い会場で、ビッシリと、紙芝居を全部飾る。
意外にも立派な作品になるやん!!と自画自賛。
紙芝居って、その場でめくったりするものだから、画劇1枚1枚を全部見ることってなかなかないじゃないですか。
だから、ストーリーの画劇全部見てもらって、裏に書く台本"ト書き"も全部見てもらえたのは、展示方法として最適だったと思っています。
ということで改めて。入り口には・・・
頂いたお花と、ご挨拶ボード。
ご挨拶ボード、読んでくれたら嬉しいです。
『火と水と此処に居る』というタイトルに込めた想いを綴っています。
自分の誕生日の昼間(ちょうど生まれた日時くらい)に書きました。
横には、「天照大御神三部作」と題して、今まで私が創ってきた
『カミサマ紙芝居』の中で、印象的な天照大御神を並べました。
そして、挨拶ボードの上には…私の目標を。
かならずここで紙芝居公演をする。
47都道府県でカミサマ紙芝居ツアーを慣行。
ツアーファイナルは、日本武道館。
この絵は、長崎県壱岐市の月読神社ご本殿で、この夢を宣言して手を合わせたときに、『月の輝く夜に』の言葉と共に降りてきたvisionなんです。
さ、ここから作品の登場ですよ~(画像大き目にします)
まずは、私が人前で初めて自分で描いた紙芝居を披露したその
お恥ずかし作品を…嗚呼恥ずかしい。下手すぎる。
当時は、まだ「お話をつくる」ことをしていなかったんですよね。
これはご依頼頂いたものではあるのですが、
ストリートでの実演だったので、道行く方に足を止めてもらうために
Quiz形式で、参加してもらえるようにしました。
足を止めて結構クイズに参加してくれる渋谷の方々にホッとしたのを覚えています。
続いては、鎌倉に移住するちょっと前?かな、初めてといっていいくらいの所謂"お話"モノ。
このお話が、ひょっとしたら、私の原点かもしれないなぁ。と思いました。
世の中のすべてのものが循環する
これが大テーマ。このころはまだ"カミサマ紙芝居"に出会ったいなかったのですが、今思うと、天照大御神のような女の人を描いてますね(3枚目)。
つづいては、こちら。鎌倉に移住して、鎌倉のご当地紙芝居を創りたい!
と、勝手に『かまく~らんくん』という鎌倉の武将キャラクターを作って
彼に今の鎌倉を冒険させるシリーズを作りました。
この作品は、かまく~らんくんシリーズ3作目くらいかな。
建長寺で公演した作品で、私のお気に入りです。
続いてはこちら。これは、私が2011年3月から現在も行っている
東日本大震災復興支援紙芝居活動で生まれた最初の作品。
現地の方のお話を元に描いたお話。この作品もとても思い入れあります。
大船渡市の高台にある神社のご神木が、避難してきた地元の人たちを守ったお話。この神社のギリギリのところまで津波が来たのですって。でも、
「おらたちはこの神社に逃げたから命を救われた。それは、この椿のご神木がおらたちを守ってくれたんだろうなぁ」
と、地元のお父さんが教えてくれたんです。
そして、9年半に渡り、東北に赴き沢山の方に出会いました。
その時の様子も、ちょっとだけですが、写真で紹介しました。
この活動で出会った忘れられない"あやかちゃん"ご家族とのこと。
そして、この活動で出会った子どもたち、おとうさんおかあさん。
東北の皆様。忘れられません。
と、ここまで紹介してきました。
画像の許容範囲が少なくなってきたので、続きは後編へ。