おまえは紙!俺は電子!そこになんの違いも以下略

 仲谷さん、読書が大好きでして。
 本の虫だった母親の影響が大きいんでしょうね、いつの頃からかは流石に忘れましたが、結構幼い時分から活字に触れていた記憶はあります。ちなみに覚えてる中で一番古い書籍はガリバー旅行記。
 そのままずぶずぶずぶ……と読書の沼に沈み込み、歳を重ねると共に読むジャンルも増え、気になった物語には節操なしに手を出していきました。

 さてその結果どうなるか。

 そう、部屋がどんどんと本に侵食されていくんですね。
 最初のうちは本棚が埋まっていく喜びに浸っていた仲谷青年も、棚の空いたスペースに本を横倒しにして詰め込むようになり始めた頃には危機感も芽生え始めました。
 何度も読み返したくなるような作品以外は泣く泣く手放し、極力スペースを取るハードカバーは買わずになるべく文庫化まで待ってから買うようにしたり、漫画は作品によっては冊数がかさむから購入するものは厳選したりとね、多少気を遣うようにはなったんです。
 ただこの程度のささやかな努力では焼け石に水。

 やがて本棚にも入りきらなくなった平積みの本の塔が自室に幾つか聳え立ち始めた頃、ついに父がキレまして。
 このまま増やし続けるなら問答無用で全部売っ払うと言われると流石にこちらも爆買いは自粛せざるを得ませんでした。
 かと言ってそれで読書熱が鎮まるわけもなく。

 悩んだ末に仲谷が手を出したのが電子書籍でした。

 仲谷も当初は、というか今もですが書籍は紙派の人間です。
 やっぱ手に持ってページをめくる、っていう行為や紙とインク、糊の匂いが好きですし、本棚に並べることで所有欲も満たせますし。まぁ並べられるスペースないんですけども。
 ただこのまま書籍を買い続ければやがて大きな地震が来たとき本の海に溺れてしまいかねない、というのも事実(そんで死ぬなら本望だわ! と父に逆ギレしたらさらに怒られました)

 タイミングが良いのか悪いのか、当時DMMブックスが初回限定電子書籍100冊まで70%OFF(上限なし)とかいう、担当者の正気を疑う(褒め言葉です。だからもっかいやって♡)クーポンを出したのがトドメになりまして、ついに電子書籍に手を出すこととなりました。

 気付けば、現在紙で所持している続刊中のもの以外は、漫画小説問わず基本的に電子で買うようになってしまいました……何度も言いますが仲谷は紙派です。でもそれはそれ、これはこれ。便利な言葉ですね。

 実際使ってみて分かったメリットがあるのでちょっと列挙してみます。

手軽に読める

 これが一番でかい。
 最近は専用端末じゃなくてもスマートフォンにアプリを入れれば読めますからね。
 
今時スマホなんてどこ行くにも持ち歩くのが当たり前じゃないですか。
 ですので、トイレで便器に腰掛けた時だったり、ちょっと仕事の手が空いた時だったり、料理中に鍋を火にかけて煮込んでる時間だったり、入浴時間だったり……そういう空き時間にスッとスマホを取り出して読書ができます。
 仕事と家事(夕飯作り)でまとまった余暇時間をとりづらい生活をしている身にはとてもありがたいのです。

汚れない

 前述したように、紙書籍は所有欲を満たしてくれるんですが、折れたり汚したりが気になるんですよね。サイン本なんかは特にね……迂闊に触れません。
 その点、電子書籍の場合は端末ですんで、少なくとも紙よりは多少の水濡れや汚れには強いし、お手入れも簡単。
 前述したような、料理の合間やトイレ、入浴時間なんかも見やすいです。入浴時間についてはちょっと注意が必要ですが……。
 まぁ何度も読み返し、角が擦り切れてる様も、それはそれで味わい深いものはあるとは思うんですがね。

セールが多い

 紙書籍の場合、中古での売買が可能ですが、電子の場合はそれができません。
 その分、というわけではないですが、結構頻繁にセールが開催されております。
 流石に前述したような100冊70%OFF(上限なし)なんてレベルのトチ狂った(もいっかい言いますが褒め言葉です。だから以下略)規模のものは流石にありませんが、色々な出版社が定期的に最大50%OFFだったり、電子書籍メーカー(KindleだったりDMMだったり)が30〜50%ポイント還元だったりと、セールを開催しております。
 期間限定ではありますが、まるごと一巻分タダで試し読みができたりと、結構財布に優しいんですよね。


 ……とまぁなんやかんやで電子書籍いいよ! っていう記事をつらつらと書き連ねてきたわけですが、結局仲谷が今回の記事で何を言いたいかっていうとですね。

 

DMMブックスさんもっかい70%OFFクーポンとか、全作品50%還元とかやってくんねえかなあ!!!!!!!!!


 というわけで今回はこの辺で。

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