リードをつける時の注意点
こんにちは。
夏もすっかり過ぎ去り過ごしやすい季節を迎えました。
いかがお過ごしでしょうか?
芸術の秋、食欲の秋
僕はそんな2つの秋を堪能しております!
さて、
芸術の秋効果か楽器をはじめてみた!
という方も多いのではないでしょうか?
今回は初めてサックスを始めてみました!
そんな方のための組み立て時の注意点を紹介したいと思います。
サックスってどんな楽器?
サックスはこんな見た目ですが木管楽器に分類されます。
僕の楽器は年季が入ってて渋い見た目になってしまいましたが、新品はキンキラキンでとても美しいです!
1840年代にベルギーの楽器製作家アドルフ・サックスさんが考案してくださった楽器です。
彼は発明する時点で木管楽器と金管楽器の2つの特性を持った楽器を作ると考えていたそうです。
楽器としてはまだまだ歴史の浅い楽器になります。
どの辺が木管なの!?
はい、ここです。
リードと呼ばれる1枚の葦を削って出来た板をマウスピース(黒いパーツ)に装着します。
1枚なのでクラリネットと同じシングルリード楽器となります。
2枚使うオーボエやファゴットなどはダブルリード楽器と呼ばれています。
このリードの状態や装着の仕方で大きく音色を左右します。
今回はこのリードの付ける際の注意点です。
とりあえず気をつけておくと良いこと
最初慣れてないと装着するのも難しいですよね?
つい先端を触ったり、服に引っ掛けてしまったりして2枚めの写真のようになることが多々あります。
リードはマウスピースと先端同士が密着して離れるという振動の仕方を繰り返します。
したがって密着率が悪いとノイズが入ったり、タンギング(舌でリードを触って音を切る奏法)をする際に舌が切れてしまったりすることがあります。
先端に対しては細心の注意が必要なのです。
リードを装着する際のアドバイス
先端の状態を良好に保つためには装着時も先端に触れない方が良いです。
僕がいつも生徒さんに教える時は
左右が対象になるように
マウスピースとリードの先端同士がピッタリになるように
この2つをポイントにしてもらっています。
もちろんリードのポテンシャルやマウスピースとの相性などで着ける位置が変わる事はあると思います。
でも最初はあまり気にしなくていいかなと個人的には思っています。
リードを着ける時の持ち方や手順
写真の様にマウスピースに軽くリガチャーを通します。
この時軽くリガチャーを浮かせておくとリードが通しやすくなります。
次の写真のように上からこの向きでスライドさせるイメージで装着していきます。
ここまで来たらいよいよリードをリガチャーでマウスピースに固定していきます。
リガチャーのネジは右側で締めることがほとんど(左締めってあるのか不明)のため
右手はマウスピースの後ろ側から回すようにして
親指と中指、もしくは親指と人差し指でリードの側面をつまむようにします。
これで左右のバランスを調整していきます。
左手は親指でリードのおしりを押したり、引いたりする感じで先端を合わせていきます。
横から見るとこんな感じ。
この先端を合わせる作業の際、つい右手の指でリードの先端を触って合わせてしまうので注意してください!
これはNG例です。
リードの位置が決まったらリガチャーを
リードのつやつやした面(下側)に降ろしていきます。
これである程度リードは動かなくなるので後は左手で軽くリードを抑えながら右手でリガチャーのネジを締めていきます。
リガチャーも左右対象にバランスよくつけましょう。
NG例とOKな例が以下2枚です。
リガチャーに関しては色んな形のものがあります。
僕の場合はハリソンというリガチャーになりますが
Hの付け根の部分がネジを強く締めると切れてしまったりするので締めすぎないように注意しています。
あとは人によっては上めに着けると良いなんて話しも聞きます。
そのリガチャーに合ったベストな位置どりがあると思うのでそれに関しては色々実験してみると良いでしょう。
以上、
今回はサックスを始めたばかりでリードの装着ってなんか難しいなあ…という方向けの記事でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
また初歩的なことから専門的なことを記事にしようと思います!
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