
「熱狂マニアさん!」に出演しました。
熱狂マニアさん!をご覧になって来ていただいた方、ようこそ初めまして。
いつもお世話になっている方、毎度お世話になっております。
このたびTBS系列の「熱狂マニアさん!」という番組に出演しました。今回のテーマは「ローカルスーパー」ということで、全国各地のローカルスーパーの魅力について語らせて頂きました。
食や地域に関わる仕事をしているため(後述)、全国47都道府県を訪問することが多く、気がつけば優に200を超えるローカルスーパーに通っておりました。
さて、私のなかでのローカルスーパーの定義は「①全国展開しておらず特定の地域にのみ出店していること」「②地域、店舗独自の商品を積極的に展開していること」の2つなんですが、これらのスーパーに行くと、お土産屋さんに行くだけでは見えてこない、その地域の人々の暮らしや食文化が見えてきて、とっても興味深いんです。
地方に行ったら地元スーパーへ行ってほしい。地域の暮らしが見えるから。長野は海無いから淡水魚が多く売られ、果樹栽培盛んだからジャムが多くて、とある住職が種を持ち込んだから野沢菜漬があり、信濃が武田氏に支配された際、塩の備蓄のために味噌造りを奨励したため味噌が多い。色々学べる。 pic.twitter.com/VN7LyFtvon
— 中山拓哉(なかたく)|日本の隠れた”ワクワク”を見える化する (@nakataku5) July 19, 2019
例えば長野県のスーパーに行くと、味噌の種類がとっても豊富なんです。あとあと調べてみると、地下水が豊富で数多くの井戸や湧水があるため味噌を作りやすい環境だったということが分かったり、武田信玄が塩の備蓄のために味噌造りを奨励していたことが分かったり。
内地ではなかなかお目にかかれないフーロー豆や、「重箱には三枚肉」とかいうマジかネタかわからないポップや、空港には売ってなさそうなオリジナル商品に溢れてるからローカルスーパーは面白いんだよ。 pic.twitter.com/9rYLtldQhL
— 中山拓哉(なかたく)|日本の隠れた”ワクワク”を見える化する (@nakataku5) September 1, 2024
沖縄県のスーパーに行くと、本土では見かけない魚や果物が並んでいて、沖縄が亜熱帯気候に位置しているということをまじまじと思い知らされたり。「お弁当には三枚肉!」とかいう売り文句は都内では絶対聞けないw
こんな感じで、地元の人が普段から買い物をしている場所だからこそ、その地域の奥深くが垣間見えて来た気がして楽しいんです。
一方で、とある調査によると2019年の段階でスーパーマーケット市場は、上位10社が売り上げシェアの40%以上を占めているそう。いわゆるローカルスーパーの多くは厳しい戦いを強いられています。
今後も大手スーパーがローカルスーパーを買収していく構図は大きくは変わらないのだろうし、物流効率化や品揃えの拡充のためには必要な手段だとは思うんだけど、その結果全国どこに行っても同じものが売ってる状況になったら、なんだか少し寂しくないですかね。

全国の国道のロードサイドにどこにでも見かけるチェーン店が並んでいる姿を見て、少なくとも私はワクワクしない。全国が特徴のないのっぺらぼうになっていく感じがする。
だから、私は「日本の隠れた”ワクワク”を見える化する」をミッションとしてイベントを企画・特産品開発・地方企業のPR支援等を行なっています。
この投稿を見ている地方の企業さんや、生産者さんと一緒にお仕事ができると私は嬉しいです。サイト、少しだけ覗いてみてください。
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