K-POPの世界へようこそ73.【2023年K-POPの現在地】ガールズグループ前編
大変ご無沙汰しております。2年1ヵ月ぶりの投稿になります。
2023年のK-POPの現在地
今回はこんなタイトルで、数回に分けてnoteを書いてみたいと思います。
2022年度のK-POPガールズグループの新人達は大変な豊作になりました。
主にチャートでトップ10を記録したガールズグループを取り上げて、K-POPに最近興味を持ち始めた方にも、分かりやすく解説したいと思います。
NewJeans
このグループの影響で、最近K-POPを聴くようになったという人は、本当に多いでしょうね。
元SMに所属していたプロデューサー"ミン・ヒジン”氏が、BTSが所属するHYBE傘下で立ち上げた"Ador"。その後、新人ガールズグループの噂はあったものの、発表を盛り上げるティーザーやトレイラーなどの予告が、一切ないまま、突然の"Attention"のMVで登場した"NewJeans"に、私も大変ビックリしました。
グループのグラフィックや映像は、一貫して90年代を思わせるニューレトロとY2Kと呼ばれる2000年前後のファッションなどを多く取り入れています。そのこだわりは、CD等のパッケージやWebサイト、アプリなどにも非常に強く反映されています。
2023年の頭に発表された、この"OMG"は、音楽に合わせて、これまでのK-POP MVでは見られなかったような独特の世界観とストーリーで、カップリング曲の"ditto"と合わせて、大きな話題になりました。
特に私がMVで、KPOPのムーブメントに与えた最も大きな変化だと感じるは、"NewJeans"のMVは、あくまで彼女達の自然は振る舞いを記録する物(青春群像劇)であって、他のアイドルグループのMVに見られるような、カメラ目線で表情を作ったり、グラビアを切り取った様なカットを多用しない事だと思います。
この手法は"tripleS"をはじめ、すでに幾つかの他のグループのMVにも影響を与えています。
音楽的にも、90年代を思い起こさせるテイスト曲かと思います。最も支持されている"ditto"は、90年代に流行ったドラムンベース的なトラックを使っています。(リズムの呼び方は色々あるようですが)同じリズムを最新曲の"ZERO"でも使用しました。
他の曲も独特なグルーブがあり、かつシンプルで、R&B色の強いイメージですが、彼女達の幼い声と、素直な歌い方からは、爽やかな印象しか受けないです。似た様なコンセプトグループを見つけるのは難しいですが、敢えて僕が感じるイメージは、デビュー当時の"RedVelvet"が挙げられるかもしれません。
楽曲のセレクトも、ミンヒジンさんが自ら行っているようですので、彼女のセンスの良さが多分に発揮されたグループなのだと思います。
8月にSUMMERSONICで彼女達のステージが見られるのが、とても楽しみです。
IVE
私が愛してやまない"IZ*ONE"のDNAを受け継いでいるのは、"IVE"しかないと思っています。
"IZ*ONE"では、マンネ(末っ子)コンビだった、ウォニョンとユジンが先導する"IVE"は、"ELEVEN","LOVEDIVE","AFTERLIKE"と立て続けにヒットを飛ばし、3曲とも韓国チャートの上位に位置しています。
ビジュアルの可愛い女の子達に、楽曲では少し強い、カッコイイイメージの曲を歌わせると、それは非常にエモーショナルな印象を与えます。"IVE"のプロデューサー達もおそらく、"IZ*ONE"で成功したその手法を研究してデビューさせたのでは無いでしょうか。
最新作の"I AM"は、より強いグルーブ、シャッフルビートの曲で且つクラブかと思うようなゴリゴリの低音を効かせています。低音の処理は、Youtubeとストリーミングサービスでは分けているので、是非聞き比べてみてください。できたらライブで大音量で聞いて見大曲です。IVEは女の子のかっこよさを追求して、違う方向からガールクラッシュを表現している様に思います。
MVは先に紹介したNewJeansとは対象的で、滑走路や飛行機の上だったり、空を飛んでみたりと、非現実的な場所で、モデルのようなキメ顔、さらにゴージャスな衣装に、バツグンのプロポーションの彼女達を見ることができます。
所謂、これまでのK-POPアイドル達の路線を踏襲したMVではありますが、可愛くてパワフルで、ガールクラッシュな"IVE"に目を奪われます。
あるいみK-POPアイドルのガールズグループの極みが、この"IVE"なのだとおもいます。
私は、幸い今年の2月に横浜のぴあアリーナMMで、IVEのファンコンサートを体験する事ができました。
ステージでの彼女達のパフォーマンスも、可愛いさとカッコ良さが同居しているガールクラッシュです。パフォーマンスとは別にステージを走り回る姿は非常に愛らしんですけどね。
おわりに
記事を更新していない、この間にも沢山の方に過去の投稿が読まれ、読者に登録してくださった方がいます。
つたない僕の"note"を読んで頂いて、本当にありがとうございます。
後編では、"LE SSERAFIM"、"NMIXX"、"Kep1er"に触れていきたいと思います。
最後に私が運営しているYoutubeチャンネルも是非ご覧下さい。
毎週月曜日と木曜日の夜にK-POPのライブ配信をしています。