K-POPの世界へようこそ【儚いNewJeans】
これを書いているのが2024年9月21日、ひょっとしたら、NewJeansが終わってしまうかもしれない過去に書いています。もちろん、そうならないことを強く願っています。
もしも、NewJeansが終わってしまったら、それは少女達の青春を冷凍パックしてしまったような、2024年の夏で時間を止めてしまった未来になってしまうでしょう。そもそも、NewJeansは誕生してから、非常に脆い、儚い夢の世界の様な存在だから、誰かが意図的に終わらせようとしなくても、終わりは必然的に訪れていたのかもしれません。
突然に現れた青春。
2022年7月22日、日付が変わる時間に「Attention」のMVが公開されました。その時、僕がやっているYoutubeチャンネル「夜のゲーム菩薩」は、ライブ配信中で、予告なしに公開されたそのMVを視聴者と共に見ました。
2022年は、"IVE","Kep1er","NMIXX","LE SSERAFIM"と多くのガールズグループがデビューして、すでにこの年の新人は満員状態だでした。
当時の大きな驚きは、映像の斬新さ、それまでのK-POPのMVでは見られなかった演出とストーリー、Y2Kをベースにしたグループのコンセプト、ロゴ。このリアクションをみると、3人のおじさんが狼狽しているのが良くわかります。
そして、少女たちの一瞬の時間を切り取った様なそのピュアさは、NewJeansの儚さを表現していたのかもしれません。
少女時代は一瞬
少女でいられる時間は一瞬、時間は残酷であっという間に誰しも成長してしまうから、その短い期間を如何に美しく綺麗に描くのか、"NewJeans"は誕生から、そんな使命を帯びたグループだったのかもしれません。
彼女達が楽曲で、デビューから通して一環して描いていた物は、青春群像劇、自由奔放に楽しく過ごしていた青春を阻むのは、「時間」。"Ditto"のMVの2作にはそんな裏テーマがあったのかもしれません。
撮影されたのが、1997年という設定で作られたこの"Ditto"のMVは、撮影していた"Ban Heesoo"のつくる"OMG"のMVが、2023年2月4日に公開されて完結するという、メディアを越えた、壮大な映画の様なストーリーでした。
それをちゃんと理解した人がどれくらいいるか分かりませんが、このストーリーこそが、NewJeansの存在と時間の儚さを表しているともいえるでしょう。
この一連のプロモーションは、正しく理解できれば、K-POP史に残る事件だったはずです。
主役は他の誰か
この"DItto"や"OMG"を制作している"イルカ誘拐団"のMVで、特徴的なのは、"ETA"や"Cool with You"でも同様に、主人公をNJ達にしない、他の誰かにしている点です。
彼女達は物語の登場人物に過ぎないのが、その儚さを助長している様にも思えてしまうのです。
儚い
おそらく、彼女達は今晩もじっと待つことしかできない夜を過ごしているのでしょう。
もし、できることなら、NewJeans達を"How Sweet"の様に楽しい旅に送り出して上げたいと思っています。
未来から見るとこの文章は愚かな駄文でしかない、そして僕の憂いだけで終わってくれることを望みます。