3月10日 砂糖の日
私はコーヒーも紅茶も好きだ。コーヒーをブラックでも飲めるし、甘い紅茶もいい。たいていはその時の気分で、砂糖を入れたり入れなかったりする。ただ、朝一番に入れる紅茶だけは、必ず砂糖入り。砂糖が入っていないと、目が覚めた感じがしない。これは旅行先でも変わらない習慣になっている。
槇村さとるさんのマンガに、愛のアランフェスがある。その中に、登場人物の母がパリに住んでいて、抹茶を入れるシーンが出てくる。登場人物の妹にあたる少女は生粋のフランス人で、抹茶に砂糖を入れるという。30年以上も前のことだ。外国人にとって抹茶は苦すぎて、砂糖を入れるのだろう。小学生だった私には驚きで、今でも覚えている。
今では抹茶ソフトクリームやアイスなどもあり、甘い抹茶もメジャーになった。甘いという味覚は、味の文化を超えさせる力があるみたいだ。
私が朝一番の紅茶に砂糖を入れるのは、今日という日を乗り切るエネルギーなのかもしれない。
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