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雑感60 チョコから、いろいろ見えてくる

 やれやれ、今年のバレンタインデーも終わった。イベントは楽しいようで面倒くさく、面倒なようで楽しい。
 わたしは、家族一人ひとりの分と職場のバラマキ、そしてこっそり自分で食べるチョコを買った。チョコを買うのだって一苦労する。選択肢が多すぎて、選ぶのにやたらと時間がかかる。本当にどうでもいいなら短時間で決められるのだろうけれど、少しでも喜んでもらいたいとか、よく思われたい下心があるとダメだね。予算だってあるし。女性から送るって誰が決めた!?なんて黒いドロドロが出てくるときもある。
 職場のバラマキについては、賛否両論どころか廃止が多数派とニュースで見た。どこまで本当かは、わからない。少なくなっただろうなと思ったのは、保険のセールスレディが配ってなかったことくらいか。会社の昼休みにセールスレディが歩いているのをよく見かけるけれど、14日は見なかったなと今気づいた。やはり、減っているのかも。
 そんな風潮の中で、わたしは小さなものを配った。当日まで配るかどうか迷ったのだけど、配ったことで面白いことがわかった。図々しい人、それに対応するわたしの感情の動き、お礼の仕方などで、一気に人柄が表れるのだ。普段それほど接する機会がない人ほど、顕著にわかる。わたしの立場が、職場では誰よりも弱いということもあって。
 家族へチョコを贈り、いただきもののチョコをもらう。当然のように、わたしも受け取る。なんだかんだで、わたしの周りでチョコが巡り巡っている。甘いものも苦いものも。 

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