
3月11日 パンダ発見の日
パンダは、中国語で大熊猫と書くらしい。生物学上の分類では、ネコ目クマ科ということだ。ネコ目とは食肉目ともいい、捕食する動物のことを指す。ライオンやオオカミ等も含む、ワイルドな動物たちだ。
こんな文章を書いたことがある。週刊キャプロア出版19号「パンダの理由」に掲載したコラムである。この本では、なぜパンダのイラストが吐血している絵なのかという奇想天外なテーマで、作品が集まっている。
獰猛な動物に分類されるパンダだが、日本の動物園で見ると愛らしい。黒と白のコントラストと、大きな身体に短い手足という体型が、印象に残るのだろう。赤ちゃんを思わせる体型が、心を癒すのかもしれない。
神戸にある王子動物園にも、2000年からパンダがいる。1995年の阪神大震災の被災者、特に子どもたちのために、中国から貸与されている。2020年に貸与期限が迫っており、この先もパンダがいるかどうかわからない。パンダのいない王子動物園は寂しい。