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声の仕事への想い、夢、これからの挑戦

はじめまして✨
声優・ナレーターの なかたえみ です🎙

私が声の仕事に興味を持ったきっかけ、想いを綴ります。
最後まで読んでいただければ嬉しいです🌈

=子どもの頃の将来の夢

私が「声」の世界に興味を持ったのは、小学生の頃でした。
兄弟の何気ない一言がきっかけで、声優という職業を夢見るようになりました。小説家を夢見る兄弟、将来その小説が映像化したときに「あなたが声優として関われたらいいね」と言ってくれたのです。それ以来、声優になることが私の夢になり、ずっとその想いを抱いていました。

=そして、挫折と諦め

しかし、実際に声優の養成所に通ったとき、現実の厳しさや業界の環境を聞き、自分には合わないかもしれないと感じました。
同じ養成所に通う仲間に感じた熱量の差や、現状のライフスタイルとのギャップから、声優の道を諦め、その夢から離れて応援する立場になりました。

=夢の再燃

そんな私の情熱が再燃したのは、2024年の春です。
あるパーティーで出会った元テレビ局キャスターの方の声に、強く心を動かされたのです。正確な発音やプロフェッショナルな声の使い方を聞いて、「あちら側の舞台に立ちたい」という想いが胸の奥から熱く湧き上がるのを感じました。それと同時に、その世界に携わった方と身近に出会えたことが、少し悔しく、また自分の情けなさを感じました。その日から、声の仕事に対する情熱が再び燃え始めたのです。

=大切にしたいこと

声を使った仕事において、私が大切にしているのは「正確さ」と「温かみ」です。
正しい発音やイントネーションはもちろん、情報を正確に伝えることが第一です。しかし、それだけではなく、自分が出せる人間味や温かさを表現したいと考えています。これは、ただ機械的に正しいだけではなく、私自身の味を残すことでもあると思うので、無理に自分を変えようとせず、のびのびと楽しみたいと思っています。

ただ、私は自分の声にコンプレックスがあります。コンプレックスを持っている声だとしても、それを評価してくれる方がいれば、むしろそれがもっともっと強みに繋がり、魅力的なものに仕上がることができるかもしれません。そう信じています。

=記憶に残るお手伝いを

そして、私の声を受け取った皆様に「記憶に残る」仕事をしたいです。声そのものを覚えてもらうことではなく、その声と結びついて記憶、情景や感情が思い起こされることです。声というツールはとても大事ですが、日常のスパイスのようなものでもあると思っています。

この想いの背景には、私自身の経験があります。
私は両親がおりません。亡くなった際は、鬱を患ったり、毎日のように泣く日々を過ごし、昔の写真や記憶を振り返る日々を送りました。
その中で、親からの言葉は覚えているものの、その声自体をどんどん思い出せなくなってきていることに気づきました。それはとても寂しいことでしたが、それと同時に、声というものの記憶の曖昧さを実感しました。
この経験から、「声そのものを覚えてもらう必要はない」と考えています。それよりも、声が誰かの記憶や感情を呼び起こす「きっかけ」になれたら、それで十分だと思うのです。


私の声が誰かの思い出の一部となり、記憶の中で温かく響き続ける。そんな仕事を目指して、これからも挑戦を続けていきます。

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