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野良猫を保護してボランティアさんへ丸投げした結果
3頭もの野良猫をボランティアさんへ丸投げしました。
この方は神栖市在住でなく、別地域で古くからボランティア活動をしてくださっている方です。
猫だけでなく、犬も自宅で面倒を見ながらTNRもして週末は譲渡会へ参加しています。
「初期医療費を負担してくれたら、こっちで面倒見るから遠慮なく言ってね♪」
と力強いお言葉に甘えて、この短期間で3頭もの野良猫をお願いしました。
1頭目のスーパーマーケットで保護した茶トラくん。
まだ小さい子で生後半年くらいかと思いましたが、歯を見ると4ヶ月くらいかもしれないとのことでした。
2週間隔離後に去勢手術とワクチン、ウイルス検査をしてみると白血病陽性で、譲渡は難しい状態であることが分かりました。
人馴れもしていてトイレも出来て、まだ小さいうちですから白血病さえなければ、すぐに譲渡できたでしょう。
それなのに……
続いて同じスーパーマーケットで保護した妊娠キジトラちゃん。
彼女は人馴れもしていて状態が良かったことから飼い猫だった可能性が高いです。
不妊手術にウイルス検査も両方陰性。
性格も良いので成猫でも十分に譲渡が期待できます。
が!!
なんと!!
トイレができない!!
自由人!!\(^o^)/
「トイレができなくて捨てられた可能性がある」
/(^o^)\
トイレが出来ないことには譲渡もできず……
まだ体調が戻っていないからかも知れないというわけで絶賛トイレ練習中です。
最後に我が家で看取るはずだった茶白くん。
完全に家猫化して子どもも大丈夫だし、トイレもバッチリ!!
ケガも自然に良くなり元通りになるということで成猫でも譲渡出来るだろうとウイルス検査をしたら、まさかのダブルキャリア。
3頭。この短い期間で3頭もボランティアさんへ負担をかけてしまう結果になりました。
ノラネコ動物病院の先生にも無理言って夜の緊急手術対応等他もろもろのご迷惑をおかけしました。
皆、猫が好きだから、放っておけないからと身を削ってやってくれています。
「看取りが辛くてボランティアをやめちゃう人多いんですよ。
ナカタさんが辛くなっちゃいますから無理をしないでくださいね。
長く続ける方がたくさんの子を救えますからね。」
ノラネコ動物病院の満川先生が声をかけてくださいました。
「ご自分の生活と、家族と、自身の周りにいる人たちを大切に」
「解決できないことの方が多く、悔しい思いをすることばかり」
「継続は力なり」
先輩たちの言葉が沁みます。
今回、野良猫を自分が保護してみて、野良猫とほんの数日を暮らしてみて、
「TNRが辛い、みんな保護してあげたくなっちゃう」
というボランティアさんたちの気持ちや、保護した子が譲渡先で、どうしているだろう?大丈夫かな?大切にしてもらえてるかな?自分が飼ってあげられたら良いのにな……
そんな、ちょっとワガママな気持ち、そんな気持ちが少しだけ分かってしまいました。
TNRした子たちを見守るって大変ですね。
辛いことなんだと気付きました。
猫が好きだから、放っておけないから……そんな方たちに負担をかけていたんですね。
「以前は動物を飼っていたけれど、その子が亡くなって悲しくて悲しくて、もう二度と動物は飼いたくない!」
こんな話はよく聞きます。
その辛さを、同じ思いを、何度もボランティアさんに押し付けてしまっているんですね。
「知れば知るほど辛いですよ。
でも、里親さん家で幸せにしている子を見ると至福です♪」
だからこそ、TNR。
こんな悲しい思いを他の人にして欲しくないから、特に動物が好きな人に負担をかけたくないから、私は、まだまだ頑張ります。
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