
箱入りワンコ
おおよそ6頭の猫たちTNR計画。
毎日、自宅から遠い場所までエサを届け続けてきたエサやりさん。
TNRの知識はあるはずですが、自身で捕獲器を買ったり、借りたり、手術をしたりはできないでいました。
今、ノラネコ専門動物病院ができたこと、神栖市の野良猫への手術の補助金があることを伝え、私が捕獲の協力を申し出ると是非ともとおっしゃってくださいました。
幸か不幸か、餌場の環境が厳しい地である為、子どもは産んでも育たないようで増えることはなかった場所です。
神栖市の補助金があるとはいえ、少し出費が出ます。しかし、それは気にしなくて良いと言ってくれました。
もしかしたら、一般動物病院の手術費でも出費する覚悟はあったかもしれません。
ただ、捕獲の知識が不足していた。もしくは猫が増えなかったことがTNRの重要性に重きを置いていなかったのかもしれませんが、とにかく手立てがなかったのだと思われます。
この場所は神栖市からは遠い大手のボランティアさんが救出に入っていますが、残った猫のTNRに、どうして動かなかったのか?餌やりさんへの指導はなかったのか?疑問が少し残ります。
この大手ボランティア団体や餌やりさんを非難したい訳では勿論ありません。
何か理由があるのだと思いますが、単純にボランティア本拠地と神栖市の距離が遠過ぎる……そんな理由が根本かもしれません。
神栖市内に相談ができる場所があったなら、とは思えど、4年前、当初30頭いた捨て猫現場。
センターへ連絡を入れたら殺処分の可能性が高く、相談者は殺処分しないでと言っている。
私にこの現場のおおよその解決は無理だったと思います。
団体様様様です。
ひとまずは市の補助金を目当てに猫たちの事前写真撮影の為、現場にトレイルカメラを設置。
すると・・・・・・
犬。
犬が2頭。
いえ、エサやりさんから聞いていました。
ここひと月程前に捨て犬が2頭いて、猫たちは、それからなかなか姿を現さなくなってしまった・・・とのこと。
なので猫は、おおよそ、6頭。
野良猫ハウスに犬が一生懸命、体を入れて猫用のエサを食べています。
エサやりさんは、犬が可哀想だとエサを豊富に用意して犬も食べられるようにしていました。
始めは小さかった犬が、ひと月で大きくなってきて野良猫ハウスに体が入らなくなってきています。
これは・・・・・・私にとって、なかなかの衝撃映像でした。
これをエサやりさんが見たら可哀想に思って泣いてしまいそうです。
2頭の犬はオスとメス1頭ずつで、兄妹のように思います。
このままでは・・・・・・不幸な未来しか見えません。
体が大きくなってきたということは、まだまだ子どもです。
最適解は、わりとすぐに出ました。
「センターに捕獲をお願いしましょう」
茨城県動物指導センターは近年、殺処分はほぼ0です。
この2頭が殺処分になる可能性が0ではないですが、まだ若い捨て犬の2頭ですから、どこかの団体さんの引き出し、個人に譲渡される確率は非常に高いと言えます。
センターへ行くことが未来に繋がる。
そこに賭けても良いくらい、十分に期待ができる。
そのことを餌やりさんに伝え了承をもらい、センターに連絡すると捕獲をしてくださることになりましたが、神栖市も犬用の捕獲器があるとのことで、そちらをお借りすることに。
エサの設置は餌やりさんに協力してもらいます。
あれ?センターってこんなに捕獲協力をしてくれるものなの?
拍子抜けです。
センターは常に保護されてきた犬や猫で一杯一杯の過密状態。これに嘘はないはずです。
だから、捕獲は積極的に行われず、だから、神栖市は野良犬に溢れているのだと思っていました。
??今回の現場は疑問に思うところがたくさん出てきました。
後にゆっくりと考えるにして話を戻します。
犬の捕獲器設置場所の所有者である企業さんに了承が取れて、晴れて犬問題は捕獲ができれば解決です。
これもまた、幸か不幸か猫用の狭い野良猫ハウスに体を入れることに慣れている2頭は捕獲器で捕まえやすいのではないかと期待しています。
今回、若い野良犬の2頭だったから、センターへと考えることができました。
しかし、これがそれほど若くはないような、でも繁殖はできそうな2頭だったら?
センターへ行けばすぐに引き取られる可能性は低いでしょう。
でも、エサやりさんは殺処分しないで!と一生懸命毎日エサを与えてます。
可哀想、可愛い、その優しい思いであげてます。
しかし、野良犬は法律的にいない、いてはいけない存在です。
猫とは法律が違います。
その犬にエサを与え続けたら繁殖して更に不幸な命が増えます。
でも、野良犬がお腹を空かせては可哀想だという優しい気持ちも理解ができます。
そして、私は不幸な命の連鎖を断ち切ることが必要だという考えです。
が、このエサやりさんに、不幸な命を増やさない為に、この子はセンターにお願いした方が良いと言えるかと言うと、とても辛いことだと思いました。
揺れる、ぶれる、何が正解なのか、何がベターなのか。
なるほど、これは難しい。色々な考えの人がいるので正解はありませんし、不幸の連鎖を断ち切ることが大事だと思ってはいても、実際に自身がそれを伝える立場になったとしたら、その提案を反対されてしまったら・・・・・・なかなか気持ちが重いものです。
言ってるだけと、実際の立場の人間では、なかなかこうも大変なものなのだなと思いました。
とにかく、この若いワンコ2頭。
良い子に早く捕獲器に入って、飼い主さんへ繋がればと思います。
猫ズも撮れたよ!↓
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サポートいただきました!ありがとうございます!
これから暑い季節になりますからね!
ついつい水分補給を忘れる私です。
常に持ち歩いている水筒の中身はカフェオレです。
ありがたく水分補給費にさせていただきます!
ゆうちょ銀行の方にも5000円のご寄付をいただきました。
カ◯◯ ◯◯ミ様ありがとうございます!
(;_;)思った以上にたくさんいただいてしまった。
大体一回のTNRにかかる費用は1000円ほどです。
ケガ猫に抗生剤を打ってもらったりすると3000円くらいかかりますが、そういうことがなければ5回もTNRできます!
ひとまず捕獲用のチュールが切れたので今度買いに行って来ます!!
ありがとうございました!
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