キッチンカーをシェア!走るチャレンジショップの事例(逗子市商工会) 〜走る!チャレンジショップ ドリームキッチン〜
先日、逗子市商工会さんにお伺いしたのですが、そこでとても良い事例を知りました。ぜひ多くの方に知ってほしいと思い、noteで記事にしました。
逗子市とは(はじめて行きました)
神奈川県の三浦半島の入り口に位置し、鎌倉市と葉山町の間にある海沿いの市。人口はおおよそ5.5万人。
個人的には逗子というと、ミュージシャンのキマグレンのイメージがあるので、海とか音楽のイメージが強いです。到着すると、潮の香りがしました。
ちなみに逗子市は初めてです。
私は千葉県に住んでいた時代もとても長いので、総武線快速の「逗子」行きの表記は何百回もみていたので、千葉県の反対側まで来た気分(千葉県民にしかわからない気持ちw)。
今回はご縁があり、逗子市商工会さんにお伺いすることになりました。
キッチンカーがまるごと借りられる驚きの施策
今回は取材では無くて、お仕事の話をしに来たのですが
名刺交換をした担当の方の名刺に「走る!チャレンジショップ ドリームキッチン」の文字とキッチンカーの写真が!
仕事そっちのけで、キッチンカーについて、いろいろと聞いてしまいました。
走る!チャレンジショップ! ドリームキッチンとは何か?
逗子市商工会さんが所有するキッチンカーを、会員の方が安価にレンタルができるという素晴らしい施策。
チャレンジショップという形で、商店街などの空き店舗で、創業予定者が自分の商品やサービスをテスト販売する事例はよく聞きますが、これをキッチンカーで行うというのはとても面白い!
1日2,500円、最大3ヶ月まで利用できる
店舗やキッチンカーで
出店する前に3ヶ月もいろいろな場所でテスト販売が行えるのは、非常にメリットが大きいです。
操作マニュアルも動画でわかりやすく
操作マニュアルもわかりやすく動画で解説。利用者の借りるときの心理的ハードルを少しでも減らしているのもとてもステキだと思いました。
ドリームキッチンが生まれた背景
創業希望者、創業者が多い街
逗子市は創業希望者も創業者も多い街という特徴があります。実際に創業セミナーに参加する方の数も多いとのことです。
こちらはRESASで調べた創業比率のデータになります。
手書きで赤く○をつけたところが逗子市になりますが、隣の鎌倉市と葉山町とともに赤い色が強いです。逗子市だけで無くこのエリア自体が創業者のマインドが強い地域なのがわかります。
勝手な考察 キッチンカーをシェアする2つのメリット
ここでは、中小企業診断士の仲田が勝手にこのキッチンカーの施策のメリットを勝手に考察して解説します。
メリット① キッチンカーのオペレーションが体験できる!
キッチンカーでの創業は、実際の店舗よりはコストを抑えることができますが、それでも何百万円ものコストがかかります。
多大なコストを支払う前に、実際に体験できるのはとてもメリットが大きいです。
特に、生産(オペレーション)面。この狭いキッチンの中で実際にオペレーションを事前に体験できるのは非常に大きいです。オペレーションを3ヶ月体験した上で、自信のメニューと調理方法も考えた上で、実際に自分のキッチンカーをカスタムできれば、
「購入後にああすればよかった・・・」というミスマッチは減る
と思います。
メリット② いろいろな地域での販売を体験できる
固定店舗型のチャレンジショップと大きく違うのは、お店が動くことだと思います。
どんなに事前に商圏調査をしても、現場でテスト販売をして始めてわかることがあります。キッチンカーを利用すれば、いろいろな場所でテスト販売ができるので、自分の事業(商品)に合った商圏を探すことも可能となります。
キッチンカーでは無く店舗型での創業を考えている方にとっても、いろいろな場所でテスト販売ができる方法は他には無いので、利用するメリットが十分にあると思います。
活用事例もたくさん!
上のリンクにある西川さんの場合は
創業スクール → ドリームキッチンでテストマーケティング → 店舗での創業
という流れで店舗で創業されています。
実際に創業に繋げている事例があるのが本当に素晴らしい!!
利用・お問い合わせは
詳しくは逗子市商工会さんまで。