18歳
妥協するな
2024年の私の抱負
大学受験を控えた私の中の強く太い軸
ずっとこの1年間何をどう過ごそうかと思い悩んでいた
志望校に必ず受かること
それだけを頭に残してもう半年が経とうとしている
でもずっとこの目標だともし仮に合格したとき、仮に不合格だったとき
何が残るだろうか
武蔵野美術大学を唯一の志望校に決めた12月から私は毎日デッサンと国英の勉強、ポートフォリオ作成などに集中していた
画塾に通い始めた2月
先生にデッサンに妥協は許されない
そう言われた
初めてイーゼルの前に座った私には何を言っているのかさっぱりだ
2ヶ月がすぎ3年生になった私は学校の授業で素描を選択した
そこで出会った1人の美術の先生に言われた言葉
デッサンが上達するのは妥協をしなかった人だけだよ、と
妥協、だきょう、ダキョウ
そうだ。私は今年妥協してはならない
人生で初めて妥協を決して許されない年であるということに気づいた
武蔵野美術大学という2年の2月から目指し始めるような私には到底高すぎる壁に、諦めて少し倍率の低い学校へ行きたいな。もっと余裕をもった受験生でありたいなと思う日がたくさんある
でもよぎるのは妥協という2文字だ
デッサンだけではない、大学も自分の一つ一つの選択にも妥協を許されない、許したくない自分がいることにようやく気づいた
描いた夢があまりにも高く、周りの人にバカにされるようなものでもその夢は間違いなく尊く、儚いものだと私は思う
これから生きていくと、きっとたくさんの選択が待っている
妥協を今許してしまえば、これからのすべての選択にも影響を及ぼすだろう
私の眼に映る画板の上のケント紙がいつも歪んで見えるくらい涙を出して描く放課後も、他の子が高評価をもらっている言葉を聞くときも全部全部、自信をなくしてしまう、逃げたくなって自分でさえも自分を救えなくなることもある
それでも妥協を許したくないと私は心の奥底から叫んでいるから
矛盾してる人間だけれど、それが私だから
負けたくないと藻掻いているこの時間を大切に過ごしていきたい
受験生、浪人生のみんなこれからが勝負だよね
お互い藻掻いて足掻こうね