安全週間から見えた施工管理職の大切な役割
今回は、建設会社なら当たり前の「安全」に関するお話です!
「全国安全週間」
7月1日から1週間にわたって全国安全週間がありました。
この全国安全週間では、全業種を対象に日頃徹底している安全に対する意識をより高めるために、安全衛生管理活動を今一度見直し、改善する箇所はないかなどを確認します。
中城建設では、現在稼働している3か所の現場で6月30日より日常の業務と並行して安全週間のスタートを切りました。
1週間かけて安全の意識を見直す
初日は主旨徹底の日ということで、現場の職人さん達と今回の主旨を共有するための安全特別集会を開きました。
そして2日目以降は各現場でスケジュールを組み、道具の点検や安全パトロール、安全講和などを行いました。
「危ないぞ いえる勇気と聞く心 みんなで作ろう無災害」
こういったスローガンを掲げスタートした安全週間。
今の季節、現場では熱中症のリスクが高まるので、自分の身を守るためにも各個人の徹底が欠かせません。
こまめに水分をとること。しっかり休むこと。
各々が熱中症対策を徹底することで「安全」な現場にもつながります。
熱中症対策として汗拭きシートの贈呈も行いました。
①総点検の日
2日目の総点検の日は、普段使用している保護具の点検をしました。今回は、「防塵マスク」を点検。これは作業現場で発生する粉塵などを吸引する恐れがあるときに使用する保護具で、国家検定規格の認定を受けたものでなければいけません。
防塵マスクはフィルターが左右にあり、このフィルターで吸い込むと体に悪影響になるものをカットしています。そのため、このフィルターは年に数回取り替える必要があります。
②パトロールの日/安全教育の日
安全パトロールでは、実際に現場の中を巡回し、危険な箇所や不適切な状態の箇所はないかを確認します。
例えば、日頃作業している中で使用する水分補給の水筒やペットボトルは脚立の上や何か物の上に置くと、倒れてしまったときに品質管理という点で問題になります。ささいなことも大きな問題につながってしまうこともあり得るので注意が必要です。
安全教育の日には映像を通して安全管理の大切さを学び、現場での安全対策の教育を実施しました。
③+α 避難訓練も行いました
沿岸沿いの現場では避難訓練を行い、現場から避難所まで歩いて、避難通路や避難場所を確認しました。
この現場は3.11の時に甚大な被害をうけた地域で、震災遺構として小学校が当時のまま残されています。またいつ災害が起こるかわからないからこそ、日頃から備えておくことが大事です。
④反省の日で安全週間を締めくくり
最終日は各現場で1週間を通して行った活動の振り返りと反省点を挙げ、今後の安全管理に向けた討議をしました。最後には優良協力会社や作業グループ、職長さんの「安全」な現場を運営するための意識の高さを表彰させていただきました。
安全とは一人一人の意識が活きてこそです。
施工管理職として、無事故無災害で現場を運営し、お施主様に安心して使用していただける建物をお引渡しできるよう日々工夫して安全な現場づくりをしていくことが大切です。
安全週間の活動で学んだことを活かし、より一層身を引き締めて参ります。
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