ネパール生活記🇳🇵1
あっという間に飛行機は、ミャンマーを抜けた。気がつくとこの2ヶ月半で三度目のタイに入国していた。入国審査も慣れた。なぜか、審査官を見ると緊張してしまうのは、日本人ならではなのだろうか。
今日はトランジットがある関係で、空港泊になる。またそんな瞬間が特別な日常なのかもしれない。
とうとう東南アジアの旅が終わった。初めて感じたことも、案外違っていたことも、やっぱり同じだった事も、全てが私の財産になったかもしれない。ただ、財産というのはまだ早い気がする。まだ始まったばかりであるし、何より、この経験を私だけで自己完結してしまっていいのかと疑問に思う事もある。
ただ、東南アジアのあの匂いも、優しい人柄も、何よりあの暑すぎる気候もどこにでもあるナイトマーケットも今になると少し寂しい。
これも旅の醍醐味なのかもしれない。
何も気にせずベンチで寝ることができるようになった。気がつくともう飛行機はレンガで彩られる街並みを捉えていた。
私が来たのはネパール。南アジアに属する国だ。
東南アジアがあまりにも暑く、毎日ノースリーブ、ノーパンで生活していた私にとっては、少し寒い場所だ。気温差は15度以上ある。
こんな寒暖差の中。記事を書いている今も身体を壊すことなく生きていることは自分を誇りに思うし、何よりも両親のDNAに感謝したい。
ここはカトマンズ。首都である。
明らかに今までとは違う景色が立ち並び、新鮮感がある。
少しばかり、空気が濁っていることを除けば、景色もよく清々しくなる場所だ。
ネパールでは知人宅にお邪魔させてもらうことになっている
そんな知人が空港まで迎えに来てくれた。
人はどこに行っても人なんだなと思わせることは国を超える度に思う。どこに行っても挨拶はするし、笑顔は世界共通だ。
言葉も文化もしきたりも何もかも違うのにも関わらず、なんか不思議に感じる。
そんなこんなで車に乗り込む。思ったよりも道は悪い。案の定車の数は多いが、それはそれでどこか懐かしくさえ感じる。
さあ、新たな旅の始まりだ。そんなことを思いながら車に揺られる。
ネパールの人々は皆英語を流暢に話す。助かるとともに、自分の英語力の低さに呆れる。
圧倒的にスキルが足りない。しかし、何も聞こえないよりかは全然いい。
初日は近くの寺を巡った。皆優しく出迎えてくれて、何より心地がいい。やはり大切にするべきは人なのかと思う毎日だ。
正直寺の観光には飽きていたが、それ以上の魅力があるのが街並みなのかもしれない。
今までにはない煉瓦造り。真っ赤に染まる街並みが私の心を躍らせる。外を見渡せば、カラフルな家の数々。
背丈が高い家ばかりでどこも屋上付きだ。羨ましい限りだ。
そんなネパールで最も変わったことといえば食事だろう。いつの間にかスパイスが効き、カレー風味のものや、とてつもなく辛いもの、そんなものが沢山ある。でも美味しいのがまた罪だ。
どんどんと胃袋に吸収されていく。また太ってしまうのだろうか。。。
こんな感じで始まったネパール生活だが、これからが本番だ。
夜が寒く、水シャワーを浴びながら今までの記憶を、ふと蘇らせる。
今までの経験を元に、そして未知なる経験を求めて、また動き出したのであった。
更新遅れて申し訳ありません。インターネットを確保できておらず、またインターネットの接続もあまり良くなかったりで、なかなか書けずにいました。また更新して行きますので、暖かな目で見守ってください。