先日、久しぶりのメンバーで集まった時の話。
話の流れで、
「今、目の前にいる人が自分に見せてくれている姿は全体像のせいぜい二割くらいで、残りの大部分は見せずにいる(見せたくない)のではないか・・・。もしそうなら、その人を目の前の姿だけで判断したり決めつけたりすることは良くないのではないか、ということに最近気づいた。」
そんなことを言うメンバーがあった。
なるほどだなぁ、と思う。
そこで二割という割合について、その根拠までは聞かなかったけど、絶妙な数字だと感じたりもする。
誰しも、“家庭で過ごす顔”、“職場で過ごす顔”、“学校で過ごす顔”、“友人と過ごす顔”・・・・などなど複数の顔があって、いずれも微妙に違うはずで、そのすべてを見せれる関係性はまずないのだろう。
となると、表面だけを鵜呑みにせずに目の前の相手の残りの約八割を見るにはどうしたらいいのか??
やはり、『想像力』がものをいうのだと思う。
そして、その想像力の精度を上げる(想像のパターンを増やす)には、たくさんの人と出会ってその人生を知っておくことであり、たくさんの本(物語)を読んでおく必要があるのかと。
あとは、ときにはその相手に質問をしてみるのも有効なのかもしれない。
自分よりも一回り以上若いそのメンバーがどんな経緯でその気づきに至ったのかわからないけど、変化をしたいと思っている人の言葉は重いなぁ、と思う。
2017.6.15