市村泰蔵の逆襲はここから始まるんだぜ
昨日の石原厳さんと言い、今日の市村泰蔵さんと言い、どうも今年の雀竜はボクにとっての注目選手が多い。アルパカnoteは、週刊文春の編集室みたいな忙しさだ。ごめん、文春は言いすぎた。
というワケで、今日のピックアップヒーローは市村泰蔵さん。この試合の実況を務めるようへいさんと同期の15期入会で、もうすぐプロ歴10年を迎える中堅選手で、ボクが可愛がってる先輩の1人。
昨日石原厳さんが、【協会の綾野剛】ってなってたけど、この市村泰蔵さんは、【協会の菅原千瑛】としておこう。困り顔だからね。
それにしてもタイゾーさんは赤のカーテンがよく似合うよなあ。闘牛士みたいだ。いや、闘牛士っていうよりもむしろ闘牛側なのかも。険しい顔して危険な勝負を挑んでいくビーストだ。
今まで放送対局じゃなかったから知らないだけで、タイゾーさんはこうやって雀竜CやBを勝ってきたのかもしれないし、もしかしたら昨日の初日を終えて下位にいるから、2日目の今日は押し気味に進めていこうって作戦なのかもしれない。
タイゾーさんの最初のビーストは、東3局1本場の場面。47mが先に埋まった時に、14s立直を打つかどうか考えながらやってたと思うけど、望外のツモ7pを縦引いて先制立直を放つ。
ここに追っ手がやってくる。それで、アルパカnoteはここから困るんだけど、追いかけ立直をかけた吉田航平さんは、ボクと同じ石川県出身なんだよな。相撲好きって言ってたから、大の里の快進撃に心躍ってんじゃないかと思う。出島以来の衝撃だよ。
結果はタイゾーさんのツモ和了り。裏ドラ1枚が大きかった。2000/4000に航平さんの立直棒も手に入れ、トップ目に立つ。
南1局は親番・矢島亨さんから9s暗カンの先制立直が入り、全米が震撼する。
と言うのも、その時のタイゾーさんの手が好形の一向聴で、入り方によっては追いかけ立直になってもおかしくなかったからなのだ。
ここで、ホワイトナイトが登場する。さっき追いかけ立直をかけてタイゾーさんに歯向かってきた航平さんだ。ラス目っていう着順のこともあったのだろう。航平さんは、嵌6s待ちでテンパイすると、即立直で三軒目に名乗りをあげ、
見事に一発ツモ。航平さんもおめでとうございますだし、タイゾーさん、これはトップ取れますよマジで。こういうの大事だから。
南2局は雀竜位経験者の安藤弘樹さんから先制立直を受けるものの、
その一発目にタイゾーさんが聴牌。トップ目なのに、七対子の単騎待ちで追いかけ立直。タイゾーさん、ソレやるとヤb/
タイゾーさん『ツモ。3200オール。』
ありがとう2m。おめでとうタイゾーさん。雀竜位になったらジャンクスポーツ出ましょうね。浜ちゃんに、
『自分、なんでそんな険しい顔してんのん?』
て言われたら、
で、どうでっしゃろ?ナハハハハハハハハ(浜ちゃん)
コストコで高級サスペンダー買ってもらおう。あるかなあ。
安藤さんに差を詰められて迎えた南4局1本場は、解説の木原さんが面白かった。タイゾーさんに、あまりにも嬉しすぎる嵌3s入った時、
木原さん(パチパチパチパチ)『この258p和了れなかったことある?』
『ツモ。500/1000は600/1100。』
さすがタイゾーさんだし、さすが木原さんだよ。面白い試合だった。
タイゾーさん、おめでとうございます!ここからですよ!ここから!