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第3期北陸AMリーグで感じた2つの価値観変化

文才のなさゆえ自慢と受け取られてしまうと辛いんだけど、ボクは経営者なので今回の記事は経営者として書かせてもらうし、経営者でない方には感覚的に分からないこともあるかもしれないが、今日だけは我慢して読み進めてもらえたら嬉しい。

あまりにも上から目線だと感じてしまう人は、【経営者】の部分を【左利き】とか【犬を飼ってる】とか【すずよりアリス派】くらいに置き換えて読んでもらえたらいいんじゃないかと。ちょっとした立場の差だけなんですヨ。ジャンルと言ってもいい。

まずは下の写真を見てもらいたい。2022年11月13日(日)に行われた第3期北陸AMリーグ最終節・最終4回戦・オーラスの一幕だ。経営者としても、麻雀プロとしても、同じ時代を生きる1人の人間としても、大きく心揺さぶられる名場面だった。

写真右のマッピーは、現在ラス目。倍満ツモ逆転トップを目指して、バラッバラの配牌をどうにかこうにか聴牌にまでまとめ、6巡目ドラ(2s)単騎立直に踏み切ったところだ。ドラはマッピーの下家が1枚切ってるだけで、最大残り2枚は山にいてもおかしくないし、もちろん麻雀だから2枚とも他家に持たれてて山に残ってないというケースも考えられる。

一条いろはさんグッズを愛用するマッピーは、一発目のツモを前にして、目を瞑り、いろはさんのネックレスを握り締め、そして祈りを捧げた。

もしこれが…、とボクは考えた。

もしこれが、1600円+1500円×3=6100円ゲットを目指した祈りだったら、ボクは目頭を熱くして彼のツモ番を見守っただろうか、と。

もしこれが、優勝したら誰かから焼肉をオゴってもらえるという約束になってて、腹が減ってる人の祈りだったら、あわててポケットからスマホを出しカメラを構えただろうか、と。

これがチーム優勝をかけた祈りだったからこそ、彼がチームの看板を背負ったリーダーだったからこそ、逆転トップを取れたら抱き合って喜び合いたい仲間がいる麻雀だったからこそ、そしてその仲間たちがかたわらで瞬きもせず見守ってる中だったからこそ。チームメイトでない、いやこの大会の参加者ですらないボクに熱が伝播し、思わず写真を撮らせたのだと、あれから1週間後の今そう思う。

麻飛隊のマッピーだし

第3期北陸AMリーグに思う2つの価値観変化の1つ目は、麻雀に対する価値観の変化だ。野球やサッカーしかり、箱根駅伝しかり、本家のMリーグしかり、人は仲間への想いに、チームへの献身に、勝って喜び負けてうなだれる姿に、胸を熱くする。推しがいる人ってこんな感じなんだろうな。

思えばマッピーは、折に触れては北陸AMリーグ関連のツイートをしてた。自分の名前を冠にした麻飛隊まっぴたいのことはもちろん、他のチームの紹介まで何度も何度も繰り返ししてた。

ボクは第2会場の審判をしてたので、第1会場である決勝卓は全く見られなかったんだけど、LINEやTwitterで見かける途中経過は固唾を飲んで見守った。

こんなの見せられたら、いつの間にか麻飛隊まっぴたいを応援してしまう。ボクが無名のおじさんからプロになり、多くの麻雀愛好家の方々に応援してもらえる存在になりたいのと、今の麻飛隊まっぴたいの躍進がピッタリ重なった。いや、麻飛隊まっぴたいがボクのプロ活動の道標みちしるべとなって行先を示してくれた。そうだよな。物語は途中を見せなきゃダメだ。

いいぞ、麻飛隊まっぴたい。もう一息だ。前日のMRO予選、南2局に發・嶺上・ドラ5の6000オールツモった自分自身と、最終節の麻飛隊まっぴたいがいつかの月食のように再び重なる。気を抜くな、 麻飛隊まっぴたい。今は全チームにチャンスがある状態だぞ。

あああ、麻飛隊まっぴたい。何やってんだよ。でも大丈夫だ、大丈夫だぞ麻飛隊まっぴたい。もし自分の着アップが難しい状況になったら、4位のいきいき元気塾にトップを取らせるんだ。レッドウーピンズとはなBのトップはやってないぞ。

レッドウーピンズか。…でもこれさあ、とボクは、古畑任三郎よろしく額に手を当てて考えてみた。

なんとなく麻飛隊まっぴたい麻飛隊まっぴたいって連呼してきたけど、優勝したレッドウーピンズだって結構知ってる人たちだぜ?個人名を出していいのかどうか分からないけど、WRC大会の予選や決勝卓で対局した人もいるし、ちょっと前にセットした人だっている。こりゃあちょっとくらい騒いだって、少なくとも(お前誰だよ?)とは思われないんじゃないか。いや、もしかしたらワンチャン喜んでくれる可能性もなくはないかも。

第3期北陸AMリーグに思う2つの価値観変化の2つ目は、プレゼントや賞品に対する価値観の変化だ。さらには人と人との距離感て考えてもいい。やれスパチャだ、LINEギフトだとやってる時代に、「優勝おめでとう!みんなで美味しいもの食べてください。」とか言ってお金渡して果たして喜ばれるものだろうか。

そういえば先日の水曜大会の賞品がちくわパンで、ボクはその場で膝から崩れ落ちてしまったけど、昔みたいに物あげりゃなんでも喜ばれる時代じゃないよな、などと。好き嫌いやアレルギーなんかもあるし。

「便乗おめ」も「ウケる」も最高の賛辞
「なんこれw」も「もし自分達が優勝チームだったら」も「クスッ」も最高の賛辞

◆フル放送対局(実況・解説つき)
◆アルパカ観戦記
◆Twitterで宣伝&速報
◆優勝チームには世界からのサプライズ動画

こんな大会があったらどうだろう、と経営者である中島由矩なかしまよしつねさんは考える。大会名はそうだなぁ…、アルパカ杯でもいいし、北陸麻雀王リーグとか迫力ありそう。北陸が大げさなら金沢でも。Mリーグと全く同じシャーレを用意したい。あと、地元著名人チームをレギュラーで1枠と、人気女流チームを節ごとに各1枠。

いつもはコメント欄をほとんど気にしないというか使ってないアルパカnoteですけど、もしよかったら
◆こんな大会なら参加したい
◆こんな大会はイヤだ
みたいな、大喜利気味でもいいので何かあったら教えてくださいマセ。

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