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かぎさん、ごめん!時間です【水曜大会 of the year 2024】
ちょうど今日、第23期女流雀王決定戦の初日で、2回戦の観戦記が今書き上がったところなんですけど、協会公式からは、雀王決定戦7回戦がアップされました。
3年前、ボクが初めて書いた時にアドバイスしてくださった、橘哲也さんとのことを中心に描きました。読んだみなさんがどんな感想を持つのか分かりませんが、ボクは書いててエモかったです。エモエモのエモでした。モエヤンでした。ヌーブラヤッホー。
モエヤンが分からないチビッコは、お家の人に聞いてみよう。
以下、常体で。
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水曜大会 of the year 2024のレギュレーションは、全部ボクが決めた。中でも、
◆1〜4回戦まで全て50分打ち切り
◆席決めは予選上位者に優先権(1位マッサさん→2位タイ土井さん・麻雀ようたん→4位かぎさん)
の2つは、今でも何がベストなのか分からないままでいる。
時間無制限にして、例えば全3回戦とか全2回戦に減らしてもよかったのだろうか。場決めは毎回サイコロと牌でやるとか、回り親にするって方法もあったかもしれない。
だから、来年の今頃行う予定の水曜大会 of the year 2025はどうなるか分からないけど、とりあえず今年はこの形にした。一言で言うと、予選上位者に敬意を表した格好だ。
そんな中、1番ワリを食ったのは、予選4位通過のかぎさん。席を選ぶ権利もなく、時間打ち切りのある対局で、西家スタート・北家スタートばかりだった。
そんな中、かぎさんは文句ひとつ言わずに、耐えに耐えて頑張ってくれた。素晴らしい決勝戦になったのは、前回記事に書いたマッサさん・麻雀ようたん、そして今回のかぎさんら、名脇役がしっかり戦ってくれたからなのだ。
かぎさんの我慢は、2回戦東2局1本場、
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のちに優勝者となる土井さんが嵌3sチーから発進してソーズに向かうと、かぎさんはスピードを合わせるように2mをポンして、發バックに構え、
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懸命に戦ったものの、終盤に持ってきた生牌の白を止めて9mを対子落としした。
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ちなみに、土井さんはこの形。白をポンできたら、8000の聴牌が入るところだった。
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マッサさんの外しと一緒で、かぎさんの我慢もこれひとつじゃない。次は、北家スタートとなった3回戦東1局だ。
1・2回戦で△44.9ptのマイナスを負ったかぎさんは、オタ風の南から仕掛け、東の対子も頼りながら3900〜5200を目指す。
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しかし、かぎさんは、ここで麻雀ようたんからの先制立直を受けてしまった。かぎさん、ピンチ。
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一発目のツモ番で嵌2p待ちの聴牌が入ったものの、
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9sをつかんで回る。昨日のマッサさんが【外しのマッサ】なら、こっちは【我慢のかぎ】だ。
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かぎさんの我慢は、これだけにとどまらない。最後は山に深かった場風の東を暗刻にして、出和了りの利く聴牌に組み直した。
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さて、そんな我慢のかぎさんに、ボクは最後の我慢をさせてしまった。マッサさんの1700点上にいる土井さんを3着に落とせばかぎさんの優勝、という4回戦南4局。
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かぎさんは、1pを対子落とししてピンフの聴牌となるが、このまま土井さんからロン和了りしても、土井さんの着順は変わらない。25sは、立直をかければ出てくる牌じゃなく、さりとてツモ和了りもできない。
時間制限がなければ、立直をかけて、土井さんからの直撃チャンスをもらいながら、悠々ツモ和了ることもできた。他家からロン和了りして、土井さんが2着目のまま、自身が優勝ポジションになることもできたかもしれない。
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でも今大会はこの局で打ち切りだ。そういうレギュレーションだ。かぎさんは、ドラの5pを引き入れると、ソーズの両面ターツを河に放ち、聴牌を組み直すことにした。
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もちろん「最終戦は時間無制限ですよー」って事前アナウンスしてれば、そもそもマッサさんか土井さんのいずれかが北家スタートを選んでただろうから、このかぎさんの聴牌崩しだけを見てドウコウってことじゃないんだけど、レギュレーションて大事なんだなあ、と改めて思ったってワケ。
なんかしっくり来るようなルールとかレギュレーションがあったら教えてくれ!じゃあね、アディオス!